先日、お友達ファミリーと子連れでびわ湖バレイに雪遊びに行って来ました。
子どもたちの年齢は1歳8か月と1歳10か月。
我が家の1歳10か月の息子はイヤイヤ期真っ只中の雪山デビューです。
これがかなり大変なお出かけとなったので、備忘録としてまとめてみたいと思います。
Contents
赤ちゃんが雪遊びができるのはいつから?
赤ちゃんのスキー場デビューに適しているのは、歩き始めるようになる1歳くらいからだと言われています。
ファミリー向けのスキー場ではゲレンデの一角に子ども専用スペースを設け、安全に雪遊びを楽しめるように配慮しています。
ヨチヨチ歩きの赤ちゃんでも雪の上にころんと寝転んだり、スコップやバケツを使って砂場のように遊んだり、ソリに乗ったりと、いろいろな楽しみ方があります♪
雪山へ向けての事前準備
車の装備
雪山へのドライブではスタッドレスタイヤの装着が必要です。
私たちは持ち合わせいなかったので、スタッドレスタイヤを装備したレンタカーを手配することにしました。お友達ファミリーが手配してくれたのはトヨタのシエンタ(7人乗り)。
大人4名+1歳の子ども2名、チャイルドシート2台装着、スノボの板2枚、自分たちの荷物、余裕はありませんがなんとか無理なく積み込む事ができました。
防寒対策
スキー場は当たり前ですが寒いので、赤ちゃんにもしっかり防寒対策をしなければいけません。
①スノーウエア
子どもは全身を使ってよく動くので、つなぎタイプを選ぶとお腹から雪が入り込まなくて安心です。
②スノーブーツ
ムートンブーツや長靴では雪が染み込むおそれがあるので、雪遊びに適したスノーブーツを購入していきました。
③手袋
雪遊びをする時に必要です。雪が染み込まないように防水の手袋がいいですが、少し遊ぶくらいなら普通のニットの手袋でもなんとかなると思います。
あとは、耳が隠れる帽子(ニット帽など)を用意したらOK。スキー場とはいえ晴れていると汗をかくこともあるので、ウエアの中に着るものも調整しやすいように、薄手のもの、厚手のものを何枚か持っていくとさらに安心です。
目的地はびわ湖バレイ
びわ湖バレイは滋賀県大津市にあるスキー場。冬は都市近郊の本格的スノーリゾートとして、ビギナーからエキスパートまで楽しめる多彩なフィールドです。
スノーランドで雪遊び
びわ湖バレイにはスノーランドという子ども向けの雪遊びエリアがあります。
スノーランドはロープウェイ山頂駅に隣接していて、山頂駅エリアにはレストランやコインロッカー、トイレ、ベビールームなどもあり赤ちゃん連れや小さい子どもでも安心して利用することができます。
出発前にはかならず本日の営業状況をご確認ください。
スノーランド内では子ども向けコースでソリ滑りをしたり、フリーエリアで大きな雪だるまを作ったり、遊具を使って遊んだり、冬しかできない体験がたくさんできます。
到着後、事件勃発
お友達ファミリーが前日にレンタカーを受け取りに行ってくれていたので、当日の朝は無事スムーズにびわ湖バレイに到着することができました。
到着時刻は午前10時でここまでは予定通り。
駐車場でさっそく持参したスノーウエアにお着替えしていきます。友人の息子くん(1歳8か月)は、さくっとお着替え完了。可愛い♪
↑この日のために買い揃えたスノーウエアコーデが輝いています。ここまでも全て計画通り。
そして次は我が家の息子…
のはずが、着替えるのが嫌なようで、ぐずぐずと泣きながら上着を脱ぐのを拒否しているではありませんか…
なんとか無理矢理着替えさせようとするものの、体をのけぞって全身に力を入れて拒否しています。
スノーウエア、いやー!スノーブーツ、いやー!ニット帽、いやー!
家で試着していた時は着ていたのに、この日はなぜかお着替えが嫌だった様子。服を着るのを嫌がるどころか、元々着ていた上着を脱ぐだけで「いやー!!!!」と大騒ぎ。
5分ほど格闘の末、なんだか可哀想になってきて一旦諦めることに…。
夫が抱っこしてしばらくしてからようやく落ち着きを取り戻したようです。。
上着だけ無理矢理脱がされてロンT1枚、目は泣きじゃくってパンパンに腫れています…。
ウエアを着せる前提で中は薄着だったので風邪をひかないように夫が必死で息子の体を温めています。
とりあえずお友達ファミリーには先にゲレンデに行ってもらうことにしました。
さて、ここからどうやって着替えさせるのか。
お菓子を食べさせたり、一緒にじゃれあったりすると一時的に機嫌は良くなるものの、スノーウエアを着せようとするとまたすぐに泣いてイヤイヤが始まってしまいます。
困り果ててしまった時に、夫が1つ提案しました。
「よし、レンタルショップのウエアを見に行こう!」
そう、ここはスキー場。ウエアやシューズはいくらでも豊富にあるのです。
一度は雪遊びを諦めて帰ろうとまで考えた私たち。
諦める前に、ダメ元の気持ちでレンタルショップへ行ってみることにしました。
レンタルショップには子ども用のスノーウエア(90cm〜)もたくさんそろっていました。
レンタルショップに入っても相変わらず息子はこんなところへ連れてきてどうするんだ?と言うような顔でふてくされていますが、「この中から好きなの選んでいいよ!どれがいい??」と聞くと、少しだけスノーウエアを意識し始めた様子。
スタッフのお姉さんも一緒になって「これなんか可愛いんじゃない?すごい似合う!」とおだてまくって、なんとか息子自身が納得したものを手に取らせていきます。
そして機嫌を伺いながら少しずつ着替えさせていき、最後にスノーブーツを履かせてなんとか全身着替えを完了させることに成功!
普段は服のサイズは80cmなのですが、ウエアの中は上下とも紐で調節できるので、90cmサイズでも裾も丈もフィットさせることができました。
機嫌を取りながら恐る恐る着替えさせる光景は、まるでワガママな王子様とその召使いたちでございます。
通常はお金を払ってからウエアを選ぶシステムですが、事情を説明して先に試着してからの後払いを許可してくれたスタッフのお姉さんに感謝です。
お礼を言ってウエアのお金を支払い、ようやく次へ進めることになりました。
何もなければ5~10分程で済む過程ですが、我が家の場合はこの時点で到着してから約2時間強が経過していました。
普通ならさてこれから雪遊びだー!というテンションなのでしょうが、私たち夫婦はぐったり…もう1日が終了した気分です(笑)
それでも、気分を取り直していざゲレンデへ。
ゴンドラに乗ると息子の機嫌も回復してきました。
標高1,100mのびわ湖バレイ、なかなかの景色です。
5分ほどで山地駅に到着し、ようやく先に行ってもらってたお友達とも合流してレストランでお昼ご飯。
カレー1杯1,800円。子ども用のカレーは900円。スキー場価格ですねぇ。
ご飯もイヤイヤしたらどうしようと恐怖でしたが、泣き疲れてお腹が空いたのかパクパクと食べてくれました(笑)
イヤイヤ期に入ってから、今まで喜んで食べていたものが翌日にはとても嫌になってしまったり、泣いて拒否していたと思えば数時間後には何も気にせず食べていたり。その時の気分によって全然違うので外食もヒヤヒヤものです…。
食後はレストランの外へ出てすぐのびわ湖テラスへお散歩。
夏にも来たことはありますが、雪のびわ湖テラスは初めてです。
いつもは綺麗なブルーのグランドテラスも、真っ白な雪景色です。
さていよいよ雪遊びをしに行ってみることに。
メインの建物を出たらすぐ子ども向けエリアのスノーランドなので楽々の移動です。
どきどきの子どもたちの反応は…
…た、楽しそうに遊んでいます。
雪の上を歩くのは初めてなので最初は恐る恐る歩いていましたが、ザクザクと雪を踏み締める音を不思議そうに確かめたり、慣れてきたら雪を触ったりして自分なりに楽しんでいる様子。
外が寒いせいか、最初は嫌がっていたニット帽も手袋も段階を踏んで自然と着けてくれました(笑)
パパにソリをひいてもらうと、ニコニコと喜んでいます。
雪の滑り台にもチャレンジ。
よーい、スタート!
1歳の子どもでも遊べる小さなコースですが、最初は私が少し緊張しました(笑)
息子はと言うとかなり楽しいようで滑っている間は終始ゲラゲラと笑っています。
下まで滑り終わると「もう1回!」と言ってくるので、何度かソリ滑りを繰り返しました。
こちらからもうやめようと促すと、おそらく「いやー!!」と泣き出すので、召使いの私は何度でも滑ります。
何度も滑ると言っても、スタート地点までは自動で登るスノーエスカレーターがあるので楽勝です。
数回繰り返し滑ると満足したようなので、機嫌が良さそうなうちにそそくさと温かい建物の中に息子を誘導。
暖炉の前でしばし休憩をしていると、息子はこてんと眠ってしまいました。
あちこち走り回る息子を追いかけまわして疲れ切っていた大人たちが、ようやく安堵した瞬間です。ふぅ、やれやれ…。
もしかしたら息子も、こんな知らない場所に連れてこられてたまったもんじゃない、やれやれ、と夢の中で思っているのかもしれませんね。
お友達の息子くんも同じく寝てしまったので私たち夫婦が預かることにして、お友達夫婦はつかの間の大人だけのスノボタイム。
と言っても子どもが気になるらしく、ひと滑りだけで戻ってきました。
子どもが1歳という年齢だとどうしても手がかかるので、大人の楽しみはあと数年はお預けなのかもしれませんね。
私にとってもお出かけのあり方を考えさせられた雪山体験で、また1つ勉強になりました。
反省点
スノーウエアは買っていかなくて良かった
これはうちの子の場合ですが、イヤイヤ期に入ってから着替えを嫌がる事が増えたので、最初からレンタルするつもりで息子に選ばせたら良かったなと思いました。
スキー場にあんなに豊富にウエアがあるとは知りませんでした…しかもデザインも可愛い。上下好きな組み合わせでお値段は3,600円でした。
買ったウエアは一度も着る機会がないままサイズアウトすると思うので、メルカリにでも出品しようと思います(涙)
雪遊びグッズを持っていけば良かった
スノーランドには雪遊びグッズが無料で用意されているのですが、繁忙期は人でいっぱいなので使えるものが少なかったです。
↑このような雪玉を作る用具は余っていたのですが、1歳の子には少し扱うのが難しかった様子。
簡単なスコップのセットを持参していけばよかったなと思いました。
お弁当を持参しても良かったかも
スキー場のレストランは混雑している&価格が高いので、おにぎりやサンドイッチを持ってきて共有スペースで座って食べている人たちをたくさん見かけました。
ベンチなどはあまりないのですが、暖炉があるフロアには絨毯が張られていて、みなさん床に座ってお弁当を食べていました。慣れていそうな方はシートを広げてプチピクニックしている方も。待ち時間もないし簡単に食べられて楽だと思います。
まとめ
息子に色々なとこを体験させたいという思いでやってきた雪山ですが、イヤイヤ期に行くのは無謀だったのかもしれません。
実は私自身がほぼ雪山で遊んだ経験がなく、知識がないのであまり機転のきいた行動ができず、あたふたとしてしまう場面が多かったので息子にも少し申し訳なく思いました。
私が慣れていない場所なのであればイヤイヤ期は避ける、もしくはこの時期にお出かけするなら私も良く知っている場所にするのが良かったかなぁと思いました。
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