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ロストバゲージを防ぐための対策と被害にあった時の対処法

楽しい楽しい海外旅行の道中、もしロストバゲージに遭遇してしまったら…それは天国から地獄に突き落とされるかのような、かなりのダメージを受ける方も多いのではないでしょうか。

海外におけるロストバゲージの影響は甚大なので、今回はロストバゲージにならないための対策や、リスクを軽減させる方法についてまとめてみたいと思います。

ロストバゲージとは?

ロストバゲージ(Lost Baggage)とは航空会社に預けた荷物が何らかの原因により紛失してしまうこと。

翌日または数日以内には届けられることが多いですが、見つからない場合は航空会社から一定額の補償があるのが一般的です。

ロストバゲージが起こる原因

ロストバゲージが発生する要因はいくつかありますが、主に以下のようなことが挙げられます。

①手荷物タグが外れて詳細不明になる
②乗継便・振替便で情報処理が間に合わない
③他の人が間違えて持って行ってしまう

上記の不具合に遭遇するとロストバゲージになる確率が高くなってしまいます。

ロストバゲージが多い空港

ロストバゲージが多い空港は、主に乗り継ぎ客の多い大きなハブ空港が多いです。

乗客も乗り入れる飛行機の便数も多く、荷物の仕分けが多くなる分、ミスが増えてしまうのかもしれません。

インターネットで調べてみたところロストバゲージが多い空港として、以下が挙げられていました。

イギリス:ヒースロー空港
オランダ:スキポール空港
ドイツ:フランクフルト空港
フランス:シャルル・ド・ゴール空港

もちろん上記以外でも、乗り継ぎをするならどの空港でもロストバゲージの可能性はあります。

ロストバゲージが起こる確率

SITA(国際航空情報通信機構)の統計によると、ロストバゲージの割合は1,000個中5.57個です。(2018年)

確率で言うと0.55%と、ものすごく低い確率ですが、乗継便を利用した場合はその比率が圧倒的に高まると言われています。

実際に私も以前タイでロストバゲージを経験したことがあるので、今では他人事ではなく「明日は我が身」だと思って気をつけなければいけないことだと感じております。

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ロストバゲージを防ぐための方法

直行便を利用する

ロストバゲージは乗継便において発生する可能性が圧倒的に高いため、直行便を選択することでその発生確率は大幅に減少します。

直行便のほうが料金が高くなりがちですが、絶対にロストバゲージを防ぎたい!という場合は極力直行便を選択するのが良いでしょう。

搭乗手続きを早めに済ませておく

時間ギリギリに搭乗手続きをすると、スタッフの方も時間に追われているためミスが起こりやすくなり、ロストバゲージの発生確率も高まってしまいます。

搭乗手続きを早めに済ませておくことで、時間に余裕があるときに荷物を仕分けてもらえるので、ロストバゲージが起こる可能性も低くなるでしょう。

ちなみに私が実際にロストバゲージにあった時は搭乗手続き開始とともに一番にチェックインしていた時でした…なのでこれを実践しても起きる時は起きるということです(笑)

過去の荷物タグは剥がす

チェックイン時に荷物を預けると、必ずスーツケースにフライト名を記載した荷物タグやシールを貼られますよね。

余計な情報があるとスタッフの正確な仕分けを阻害して人為的ミスを誘発してしまう可能性があるので、過去のフライトの荷物シールは全て外しておきましょう。

また、タグの発行ミスによるロストバゲージを防ぐためにも、ネームタグが発行されたら、行先や搭乗便などが合っているか、その場できちんと確認しましょう。

頑丈なネームタグや目印を付ける

ロストバゲージは航空会社のミスによるものばかりだとは限らず、他の乗客が自分の荷物と間違えて持ち去ってしまうケースも少なくありません。

特によくあるベーシックなデザインのスーツケースは要注意。

チェックイン時に発行されるシールのタグだけでは剥がれてなくなる可能性もあるので、間違いを防ぐには頑丈なネームタグやベルト、ステッカー、スカーフなどの目印が有効です。

名前が全面的に見えるのに抵抗がある場合は、そのままでは見えないように内側に名前や連絡先などの情報を記入できるタイプもおすすめです。

機内持ち込み荷物のみにする

大抵の航空会社では、小さなスーツケースくらいなら機内への持ち込みが認められています。

2~3泊の滞在であれば、日用品は現地調達すると割り切って、機内持ち込み荷物のみで旅をするというのも一つの選択肢と言えるでしょう。

荷物を預けないので、この場合のロストバゲージの確率は0%、さらに荷物をピックアップする時間も省けて楽になるので最強です(笑)

ただし、液体物など機内持ち込み手荷物には制限があるので、化粧品などが多い女性の方は少し難しいかもしれません。

ロストバゲージの被害を最小限に抑える方法

事前対策によってロストバゲージのリスクはある程度軽減できますが、残念ながら100パーセント防ぐことはできません。

ロストバゲージが起こらないのが一番いいのはもちろんですが、もし起こってしまった時のためにリスクを最小限にするための工夫も重要です。

なくなったら困るものは絶対に機内に持ち込む

財布や重要書類、PCやカメラなどの電子機器は言われなくても持ち込む方がほとんどだとは思いますが、洗面用具や身の回り品、あとは最低1日分の下着や着替えを持ち込んでおくことも有効です。

実際に私がロストバゲージに合った時は、下着がなくてずっと同じものを着るしかなかったのと、あとはメイク落としがなくてお湯でガシガシとメイクを落とすのに苦労しました。

かさばるのが嫌な場合、使い捨ての簡易的な下着だけでも荷物の片隅に忍ばせておけば、いざと言う時に助けになるかもしれません。

スーツケースの写真を撮っておく

ロストバゲージに遭遇したときに役立つのが、預けたスーツケースの写真です。

ロストバゲージを申し出るとスーツケースの特徴などを聞かれますが、写真があれば一目瞭然。日本語が通じない国でも、確実に特徴を伝えることができるため、見つかりやすくなります。

何が入っていたのかを示すため、また自分自身の備忘録として、荷造り後のスーツケースの中身の写真も撮っておくといいでしょう。

荷物の引換証は大切に保管する

出発空港のチェックインカウンターで荷物を預けると、同時にレシートのような紙で荷物の預かり証(引換証)も発行されます。

目的地到着後に無事荷物をピックアップしたらただの不要な紙となりますが、いざロストバゲージに遭遇した時にはかなり重要な紙となります。

最後までなくさないように大切に持っておきましょう。

ロストバゲージにあったときの対処法

①バゲージクレームデスクへ行く

もしロストバゲージにあってしまったら、すみやかに航空券と荷物を預けた際にもらう引換証を用意します。

用意できたら、ロストバゲージに対応してくれる空港カウンターへ行くか、近くの係員に報告すれば、すぐに荷物の捜索をしてくれるでしょう。

②手荷物紛失証明書の提出

荷物の紛失を申し出て、手荷物紛失証明書を発行してもらいます。

この証明書のことを英語ではPIR(Property Irregularity Report)といいます。

カウンターで紛失証明書にフライト便名や氏名、住所、チケット番号、パスポート番号、滞在先の住所のほか、紛失した荷物の特徴などの必要事項を記入します。

口で説明するよりも、ボーディングチケットの半券とタグの控えをそのまま見せて、スーツケースの特徴は事前に撮っておいた写真を見せるのが早いかもしれません。

証明書を提出したら、必ず控えをもらいましょう。手荷物紛失証明書の控えは、海外旅行保険の補償を受ける際に必要になります。

③アメニティセットを手に入れる

ロストバゲージが起こってしまった場合は、航空会社に申告することで最低限の日用品であるTシャツなどの下着や歯磨きセット、洗顔フォームやシャンプー、タオル類などを購入するための料金を補償してもらえる場合があります。

また、航空会社によっては洗面用具や一泊分の下着などの品物を現物支給してもらえるケースもあるようです。

ちなみに私はタイ航空を利用してチェンマイで荷物が不着だった際に、生理用品だけでも用意してもらえないと困ります!と空港カウンターで交渉した結果、用意することはできないと断られてしましました…。(最低限は機内に持ち込んでいたので手持ち分でなんとかなりましたが、夜も遅い時間帯でお店も閉まっていたので、この時に何も用意してもらえなかったのは結構ショックでした…)

④レシートを無くさないように取っておく

もし何かを購入した場合、全てのレシートを保存しておきましょう。

レシートがないと補償の対象外になってしまう可能性が高いです。

物だけでなく、荷物の紛失に関わることで使った費用ももしかしたら補償してもらえるかもしれません。

これは航空会社によって対応が異なるかと思いますが、念のために保管しておいても損はないでしょう。

世知辛い!航空会社の補償事情

航空会社のロストバゲージ補償が適用されるのは、最終的に預けた手荷物が出てこず、「完全な紛失」と見なされた場合です。

紛失認定される際の条件は航空会社によって異なるため、「何日間」という決まりはありません。おおむね30日程度で紛失認定され、賠償金が支払われるのが一般的です。

捜索しても期間内に手荷物が見つらなければロストバゲージとして、期間内に見つかれば「ディレイドバゲージ(手荷物遅延)」として処理されます。

一番辛いのは旅行中に手荷物が見つからず、滞在中は現地調達でなんとかしのぎ、帰国後に荷物が見つかってディレイドバゲージ(手荷物遅延)として処理されてしまった場合ですね。

旅行中の荷物もない、補償もない、となればただの泣き寝入りということになり悔しい限りです。

ただし航空会社によってはディレイドバゲージでも、日用品の購入費用などを補償してくれるケースがあるようなので、実際に被害に合った場合は諦めずにダメ元でも航空会社にかけあってみてくださいね。

クレジットカード付帯保険で補償してもらえることも

保有しているクレジットカードの付帯保険内容によっては、ロストバゲージ(紛失)だけでなく、ディレイドバゲージ(遅延)の際も補償を受けられる可能性があります。

クレジットカードの付帯保険は、空港で預けた手荷物の紛失・遅延発生から数時間~数日間程度で補償を受けられるのが特徴です。

いずれも数万円程度と少額な補償ですが、それでも旅先での手荷物被害時にはありがたい補償ですよね。

ただし、手荷物遅延に対応しているクレジットカードは以下のようなステータス性の高いカードにしか付帯していないことが多いです。

①JCBゴールド
②アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
③三菱UFJカード ゴールド

ステータスが高い分年会費も高いですが、旅行に関する特典も多いので、海外旅行や海外出張に行く機会の多い人は元が取れるかもしれません。

年会費無料のカードの中では「エポスカード」あたりが海外旅行保険が自動付帯なのでかなりおすすめです。(手荷物遅延の補償は含まれません)

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