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ドラマ版「深夜特急」の名シーン・名言集①

バックパッカーのバイブルと呼ばれている沢木耕太郎の小説「深夜特急」。

さくさくと読みやすい内容で面白いのですが、実はドラマ版もリアリティがあってかなり面白いんです。

旅好きの方もそうでない方も、一見の価値ありです。

ドラマ版「深夜特急」とは?


主人公の沢木耕太郎を大沢たかおが演じており、3年間かけて全3部作で製作されたドラマです。

詳細は以下の通り。

シリーズ タイトル
第1作 劇的紀行 深夜特急'96〜熱風アジア編〜(96分)
第2作 劇的紀行 深夜特急'97〜西へ!ユーラシア編〜(93分)
第3作 劇的紀行 深夜特急'98〜飛光よ!ヨーロッパ編〜(93分)

おおまかなストーリーは原作に沿いつつも、アドリブのようなシーンも多く大沢たかおが実際に旅をしながら撮影をしたんだということが伝わってきます。

シリーズ全3部作の中から今回は第1作「熱風アジア編」で、個人的に名シーン、または印象深いなと思う部分をピックアップしていきたいと思います。

 

劇的紀行 深夜特急'96〜熱風アジア編〜

あらすじ

主人公(沢木耕太郎)は、ある日友人たちと賭けをし、インドのデリーからロンドンまで乗合バスでいくという酔狂な旅に出かける。

ガイドブックは一切持たず、アジアとヨーロッパの地図2枚だけを手にして…。

最初は興味半分だったものの、香港返還に象徴されるようにダイナミックに変貌しているアジアの熱気の中で、さまざまな人と出会い、経験をし、自由な心を持つ本当の旅を実感していく…というストーリー。

名シーン・名言集

行きたい所に行き見たいものを見る。それで日本に帰るのが遅くなっても心を残してまで急ぐよりどれだけいいかわからない。人生と同じように旅もまた二度と同じことをやり直すわけにはいかないのだから。

冒頭のシーン。旅への強い思いが語られています。

 

 

この建物は重慶大厦(チョンキンマンション)といって人種もさることながら店もホテルもさまざま、何でもそろっていた。

香港の繁華街でインド人の客引きに紹介してもらった場所。香港一の繁華街・尖沙咀(チムサーチョイ)の彌敦道(ネイザン・ロード)に建つ複合ビルで、現在もバックパッカーが集まる地としても健在です。

 

 

今日1日予定は一切なかった。仕事もなければ人に会う約束もない。全てが自由だった。今日だけではなく、これから毎日そうなんだ。それだけでも旅に出てきたかいがあるように感じた。

翌日、ネイザンロードに出てさてこれからどうしようと思い、開放感で体が軽くなった時のセリフです。

 

 

来たるべき香港返還の日に備えて香港の人々は見事な保険をかけていた。

ドラマが撮影された1996年の翌年1997年は香港がイギリスから中国に返還される年。街で出会った香港人の青年の兄弟は皆イギリスやカナダなどへ海外留学をしていました。青年曰く両親が香港返還を心配して、子供たちを海外に出したとのこと。香港返還後の未来がどうなるかわからないという、当時の香港の人々のリアルな様子が映し出されていました。

 

 

所要時間は7〜8分。短い航海ですがなかなか気持ちのいいものです。僕は「1ドル70セントの豪華な航海」とコッソリ呼んでいました。

香港島と九龍を結ぶスターフェリーに乗った時のセリフ。ちなみに小説では「60セントの豪華な航海」と記されていたので、時代が進み物価が上がったのですね。ドラマではフェリーがつく香港の中環(セントラル)のことを、東京で言う丸の内と霞が関と銀座と上野を1つにしたような地域と例えていたのも印象的でした。

 

 

日がたつにつれ、知り合いが増えるにつれ、次第に身が軽くなっていくように感じられる。言葉を一つ覚えただけで、乗り物に1つ乗れるようになっただけで、これほど自由になれるとは思わなかった。

香港の街に馴染んできた頃のセリフです。街頭で買った新聞を小脇に抱え、慣れた感じで街歩きをしています。

 

 

異国にありながら、異国の人から特別な関心を示されない。こちらは好奇の目で見ているが、向こうからは少しも見られない。なんだか透明人間になってくような快感があります。

旅をしている時の独特の感じ。沢木氏だけに限らず、この感覚が好きな旅人は多いのではないでしょうか。

 

 

このとき僕は底のない沼に足を踏み入れてしまったような気がした。このまま続ければロンドンは無論のことデリーにもたどり着けず異国で無一文になるかもしれない。でも、自分がそんな小さな破局に向かっていることにむしろ意外なほどの快感があった。

原作では主人公は、マカオにあるカジノリスボアで博打にハマるのですが、ドラマでは香港の快楽招待所(ハッピーゲストハウス)というゲストハウスで大小を楽しんでいました。

 

 

潮時かなと思った。負けの大半を取り戻したからではなく、ささやかながら博打の天国と地獄を味わえたことに満足していたからだ。

一時はゲームにのめり込んでしまいましたが、一通り楽しんだ後、ふと我に返りようやく本来の旅をする目的を思い出しました。この後で香港を発つ決意をします。

 

 

「ハムサン」ってどういう意味?
ー「スケベ」という意味だ。

じゃあさ「孤寒(コウファイ)」は?
ー「ケチ」の意味だ。

宿で出会った女の子に言われた言葉を「ハンサム」そして「孤独な人」と、都合のいいように解釈していたら、実は全然違う意味だったということがわかって衝撃を受けるシーン。兄さんモテそうだから女に気をつけろ、と最後に忠告されてしまいます(笑)

 

バックパッカーにとって必要な品物はなんでも揃っていて値段も驚くほど安かった。これなら何日でもいられると思った。

タイに到着して、カオサンロードで食事を取っているシーン。カオサンロードは現在もバックパッカーの聖地として有名ですが、例のごとく彼もここにたどり着いたようです。

 

 

おばさんたちとも自然に会話できた。

市場の量り売りの女性たちにナンパされているシーン(笑)買い物中にいい男と連呼されて、素の感じで困惑している大沢たかおの表情が面白い。

 

 

なんだかおおらかなタイ人の性格にはぐらかされた気がした。それが言葉の壁なのか、単純な誤解なのか、僕にはわからなかった。

タイの寺院を観光中、タイ語を教えてくれた女子大生たちに、お礼にコーヒーを買おうと一旦その場を立ち去る主人公。ちょっと待っててねと説明して行ったのに、戻ってきたら女子大生たちの姿はそこにはありませんでした。たくさんのコーヒーを持って愕然とする彼の姿がなんとも切ないシーンです。

 

 

2ドルといえば日本円で僅か80円だが僕は妥協したくなかった。妥協したくなかった。

宿代のことで管理人と言い合いになり揉めるシーン。最初に言われた金額より多く請求してくるのは、海外あるあるですね。金額の大小に関係なく、妥協したくない気持ち、よくわかります。

 

 

ラーメン一杯80円、サテ120円、しめて200円の充実した食事。味も日本人好みでなかなか美味しく、これで飢え死にしなくて済みそうだ。

マレーシアの海辺の屋台街ホーカーセンターでのシーン。安くて美味しい料理が食べられる場所があるということは、バックパッカーにとってかなり重要なポイントを占めていますよね。

 

あいにくの曇り空だったが僕は見たい一心で走り続けた。

マラッカ(マレーシア)の夕日を目指すシーン。無事海にたどり着いて夕日を眺めている映像と、BGMには井上陽水の「積み荷のない船」という曲が加わり、なんとも哀愁漂う美しい情景になっています。

 

 

僕は翌日からシンガポールの街をうろつき始めた。だがどこもつまらなかった。街があまりにもキレイすぎ、整然としているせいかもしれない。

旅を進めようとシンガポールに行くも、なんだか気が乗らない様子。旅の最初に感じていた躍動感や高揚感が感じられなくなってしまいます。

 

 

僕はその時シンガポールに香港の幻影を求めていたことに気づいた。

街で出会った人たちと語りながら、今までの旅を振り返り、ハッとする主人公。いつまでもぼんやりと過ごして香港の幻影を探すのではなく、また新たな旅をしようと決意をします。

 

 

僕は急行列車に乗り込んだ。一か月かけて歩いた土地を僅か49時間で走り抜けたことになる。

深夜特急というタイトルの割りに、なかなか列車に乗らない主人公ですが、ここに来てようやく列車に乗ることに(笑)

 

 

海の向こうのカルカッタには香港とは全く違ったニオイが立ちこめていそうな気がした。

「カルカッタ。そうだ、悪くない」

ようやく次の目的地としてインドのカルカッタ(コルカタ)を目指すことに。インドではどんなことが待ち構えているのか。インドの風景がエンドロールで流れて第1作「 深夜特急'96〜熱風アジア編〜」終了。第2作「深夜特急'97〜西へ!ユーラシア編〜」へと続きます。

第2作「深夜特急'97〜西へ!ユーラシア編〜」▼

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まとめ・感想

原作と時代背景が異なっているのでやや違う設定はあるのですが、原作の雰囲気を崩さずに、旅の面白さが伝わるドラマだと思います。

旅先での風景や人々の生活が、映像を通してリアルに見ることができ、ドラマでありながら内容は一種のドキュメンタリーのよう。

物語が進むほど大沢たかおの英語も上達していったり、風貌や態度が旅人らしくなっていったりと、演技では出しえない雰囲気を醸し出しているところも見ものです。

大沢たかおと一緒に旅をしているような気分を味わうことができて、何度も見返したくなる素晴らしい作品です♪

積み荷のない船が収録されている井上陽水のアルバム▼

深夜特急'98〜飛光よ!ヨーロッパ編〜▼

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小説版「深夜特急」の魅力▼

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