12月のとある週末、三重県にある彩向陽(いろどりこうよう)さんに宿泊しました。
友達ファミリーと子ども連れ(共に1歳)で1泊した時の様子をレポートしてみたいと思います。
彩向陽はどんな宿?
伊勢湾と鈴鹿山脈に囲まれた三重県・湯の山温泉が味わえるお宿です。
住所:〒510-1233三重県三重郡菰野町菰野8497
TEL: 059-392-3135
公式サイト:https://gh-koyo.kaiei-ryokans.com/access/
私たちは三重県にあるなばなの里、名古屋アンパンマンミュージアムに行く際の宿泊先として利用させていただきました。
標高が高く、冬場は大変冷え込む場所
画像:彩向陽ブログより
彩向陽は湯の山随一の高台に建つ旅館なので景色は抜群ですが、平地と比べるとかなり冷え込みます。
私たちが行った時は12月下旬の雪が降った日。
なんと旅館へ行くまでの山道が積雪30cmほどで、除雪作業が行われたもののスタッドレスタイヤでない場合は走行が困難とのこと。
私たちはのんきにノーマルタイヤで行こうとしていたのですが、宿泊当日にホテルの方から連絡を受け、麓にある道の駅 菰野(こもの)ふるさと館まで送迎車でお迎えに来ていただくことになりました。
早めに連絡をいただいたのでスムーズに合流することができ、無事送迎車に乗り換えて移動することができました。
どうやら冬場にはたまにこういうことがあるらしく、旅館とふるさと館は経由地(兼、車の預かり場所)として提携しているそうです。
旅館に着いたら雪がびっしり積もっていました。
息子は生まれてはじめてまともに積もった雪をみて不思議がっています。
この積雪は、とんだアクシデントというよりは、雪を見慣れていない私たち一行にとってはテンションが上がる嬉しいサプライズでした♪
彩向陽の館内
館内は落ち着いていて、モダンな雰囲気。建物自体は古いようですが、内装はリニューアルされていて綺麗でした。
チェックインが終わったら、色浴衣を選びます。
浴衣は子ども用(90cm〜)もありました。
3人分並べると可愛い♪
フロントのフロアにはキッズスペース、くつろぎスペースもありました。
小さな子どもには無料でお菓子のサービスもあるようです。
お部屋
彩向陽では和室と和洋室の2タイプがあり、私たちは和室を選びました。
和室の隣には掘りごたつスペースもあり、十分な広さがあります。
洗面スペース
内風呂があるので息子との入浴はこちらで済ませました。
リクエストしていなかったのに、お部屋にはオムツ用ごみ箱を用意してくださっていました。ありがたい配慮です。
窓一面に広がる湯の山の自然。
外は寒いのですが、日当たりが良くて窓際にいたらポカポカと暖かかったです。
露天風呂
露天風呂は離れにあるのでホテルの裏口から一度外へ出ないといけません。
外履きのゲタに履き替えて、ダウンを着込んで移動です。
扉を出たらまずは階段を降りて…
雪の間にできた道を進みます。
専用通路がなく、駐車場を突っ切る形になるので小さな子どもや足の悪い方は行くのが難しいかもしれません。
私はたまたま夫と息子が寝ている早朝に1人で入りに行ったので、ちょうど良かった…
通常だったら2〜3分ほどの距離でしょうか?雪が積もっていたので5分ほどかけてゆっくりザクザクと雪を踏みしめながら歩き、ようやく入り口に到着。
風情がありまくりです。
早朝で貸切だったので写真を撮ってみました。
絶景の雪見風呂ですね。
開湯1300年の湯の山温泉は、鹿が傷を癒やしたという言い伝えがあり、別名「鹿の湯」とも言われています。
湯の山の大自然に囲まれて、非日常の体験ができ最高のひと時でした。
その他に彩向陽には館内に大浴場もありますが、貸切風呂はありませんでした。
ダイニングレストラン「満天星」
私たちは夜になばなの里イルミネーションに行くため、夕食なしのプランでの宿泊ということで、食事は朝食のみでした。
朝から美味しい炊きたてご飯と、数多くの彩り豊かなお供たち。お刺身までついていて本当に朝ごはん?!という豪華な内容です。
名前入りの手書きのお品書きも素敵でした。
子どもたちにはキッズメニューのお品書き。
キッズメニューの量はそこそこ多かったので、小学生くらいの子どもを想定したメニューなのかもしれません。お刺身などはまだ食べられないので大人がいただきました(笑)
1歳の子どもたちが食事をこぼした時はすかさずにスタッフの方が飛んできてくださり、しっかりと見てくださっているのが伝わってきました。
息子が騒いだりしてご迷惑をおかけしましたが、最初から最後まで全て笑顔で対応してくださりプロのおもてなしの素晴らしさを実感しました。
三重県は伊勢海老、蛤、鯛などの海の幸に加え「松阪牛」のブランド牛もあるので、また行く機会があれば是非夕食も食べてみたいです。
まとめ、感想
スタッフの目配りや心配りは素晴らしいと思います。
館内の至るところに手書きの案内やポスターが掲示されており、親しみやすさも感じることができました。
若いスタッフの方もたくさんいて、子どもに対しても名前を呼びたくさん話しかけてくれます。
息子も様々な刺激を受け、いつもより熟睡してくれました。
大自然のなかにひっそりとたたずむ旅館という感じで、周辺にはお店などはほとんどないのでたっぷりと旅館を楽しむ気持ちでいくのがいいかもしれません。
特に露天風呂とそこから見える山々に癒されました。
非日常感を味わえる旅館だと思います。