旅行が大好きな私と、旅行が大嫌いな彼氏。
本来合わさるはずのない私達が2人仲良く海外旅行に行き、結婚式の聖地ラスベガスで挙式までした話です。
「人混みが嫌い、慣れない食事が嫌い、タバコを長時間吸えないのが嫌、地元から出たくない。」そう言って旅行を拒否し続けていた彼に、どうやって海外に行く決心をさせたのか…それは。
結婚を迫られたときに、「海外挙式できるなら結婚する!!」と言った事です。(結構強行手段)
この私の強いゴリ押しが決め手で海外に行けることになったのですが、そこに至るまでには色々な話し合いと準備があってのこと。
海外には行きたくないと思う彼と、海外に行きたいと願う私がどうやって折り合いをつけたのかを振り返ってまとめてみたいと思います。
Contents
彼はなぜ旅行が嫌なのか
彼には譲歩してもらって一緒に旅行へ行くことになるので、こちらも彼の気持ちを理解しようと思い、なぜ旅行が嫌なのかを私なりに考えてみることにしました。
…ですが、実はこれが一番難しい問題でした。
なぜなら、「移動時間が長くて嫌」「準備が大変そうで嫌」「慣れない土地や食べ物が嫌」旅行嫌いな人が思いそうなこれらのことが、私にとっては全て「大好物」だからです。
旅の道中に出会うこのわずらわしさ自体が旅行の醍醐味だと私は思っており、「行ったことがないから行きたい!」、「食べたことがないから食べたい!」と思う性格なんです。
だからと言って全ての人がそう思うわけではないという事が彼を見ていてよくわかったので、なぜ嫌だと思うのかを改めて彼の立場になって考えてみました。
長時間の移動が嫌
考え方によるかもしれませんが、確かに移動時間そのものは無駄と言えば無駄です。
多くのビジネスマンはその無駄を無くすために移動速度を速めたり、移動中に別の仕事をしたりしますものね。
私は旅行中はどんなに移動時間が長くても、隣の席の人と話が弾んだり、車窓からの景色を眺めたり、することがなければただひたすら爆睡して体力回復したりと、はっきり言ってメリットにしか思えないのですが、旅行嫌いの人にとってはおそらくこれらは全て不要なもの。
わざわざ無駄に長い移動時間をかけて出かけるくらいなら、家でゆっくり寛いでおきたいと考えるのでしょう。
飛行機などの長い移動時間は、家でいる時と変わらず「快適に」そして「移動時間を楽しむ」ことができればクリアできそうです。
というわけで彼のために、使えるツールを全力でフル装備することにしました(笑)
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準備(荷造り)がめんどう
旅行に行くのに準備は必要不可欠なものですが、準備をするのが面倒で憂鬱になるというケースも多いでしょう。
旅行慣れしているとある程度のトラベルグッズも持ち合わせているのでサクサクっと準備ができるのですが、旅行嫌いな彼の場合、荷物をどういう風にパッキングしたらいいのかはもちろん、その前にまず何を用意するのか考えるところから始めないといけません。準備をしながらあれこれ考えているうちに億劫に感じるのではないでしょうか。
対策として、私は彼のために「必要な物リスト」を書き出して手渡すことにしました。
お金がかかる
旅行と言えば出費がかさむものです。
旅行好きな人は、旅行でしかできない経験や旅先での思い出に価値を感じるので、そのために仕事を頑張るモチベーションにすらなりますが、旅行嫌いの人にとっては不要な出費でしかありません。
ですが、出費は工夫次第で最小限に抑えることができるものです。
例えば飛行機はLCCを利用したり、早割りやセールを利用して安くホテルを予約することも可能です。
同じフライトや同じホテルでも、予約サイトが変わるだけで値段が変わったりします。情報収集は手を抜かずに丁寧にすることで、旅行代を大幅に節約することに繋がります。
そして私は最終奥義、「旅行代は2人分全て私が出しますっ!」と宣言して全て自分で事前の支払いを済ませました。
彼と一緒に海外に行けるのなら全額払ってでも惜しくないと私は本気で思っていたのですが、後できっちりと律儀な彼からお金が返ってきました(笑)
人混みが苦手
観光地であればあるほどたくさんの人が集まって混雑するので、人混みが苦手で旅行が嫌になるという人も多いのではないでしょうか。
私も旅行は好きですが人混みは好きではありません。
完全に人混みを避けるのは難しいですが、少しでも混雑を回避するために、私たちはハイシーズンや大型連休を避けて旅行の日程を決めることにしました。
また、祝祭日でも観光する時間帯を早朝や夜にずらすと動きやすくなることもあるので、少し工夫して調節することを意識してみました。
旅行に一緒に行くためには
彼が旅行に行くのを嫌がる気持ちを少し理解した上で、今度は彼に一緒に旅行に行ってもらうために、私ができることを考えて行動していきました。
常日頃からアピールしておく
実はこれはかなり前から無意識でやっていたことです(笑)
私は彼とお付き合いをしている時から常々、ことあるごとにこう言ってきたのです。
「一生で一度はグランドキャニオンに行ってみたい!」
「グランドキャニオンに行くには最低1週間は休みが必要!」
「そんなに長期の休みを取るには会社の結婚休暇制度を使うしかない~!!」
半ば冗談のようなノリで言っていましたが、実はずっと昔からグランドキャニオンに憧れがあったので本心で言い続けていました。
なので彼は心のどこかで覚悟をしていたかもしれません。まぁ本当に言われて驚きはしたでしょうけどね(笑)
あなたと一緒に行きたいと伝える!
「そんなに旅行に行きたいのなら、友達と行けばいいじゃん」と思われがちですが、そうじゃないんです。
他の誰でもない、大好きな彼だから一緒に行きたいんです。
旅行に行くのを渋られた時には、「あなたと一緒に行きたい!」という気持ちを素直に伝えてみましょう。真っ直ぐな気持ちが届けば、彼も少しは心がぐらつくかもしれません(笑)
私の場合は「海外挙式」という大義名分があったので、特に「あなたとでないと意味がない」と説得しやすかったです。
プランは丁寧に考える
どこへ行きたいか、何がしたいのか、一番の理想は2人で全て話し合って決めることです。
ですが、私の彼はあいにく根っからの旅行嫌い。
旅行嫌いな彼の場合「何がしたいか」と聞けばおそらく「何もしたくない」というのが本音なので、基本的にいくつか選択肢を作り「これとこれならどっちがいいと思う?」と聞きながらプランを決めていくようにしました。
できるだけ彼から出る意見は尊重しながら、予定をキツキツに詰めるのではなく、余裕を持って疲れたらすぐに休めるようなプランを組むことが大切です。
もし今回の旅行で自分のやりたいことが全て叶わないとしても、無理のない旅程にすることでさらにその次の旅行に繋がるかもしれないので結果オーライです。
チケットの手配は自分でやる
一緒に旅行に行くことに納得してくれた彼氏に、旅行のプランやチケットの手配を押し付けてはダメです。
私がやるから大丈夫!と自分で率先してチケットを取り、ホテルの予約を済ませることが大切です。
もちろん自分だけで全部決めてしまうのではなく、彼の意見を聞きながら、「決めるのは2人で」という事をお忘れなく。
まとめ
ここまでして説得して決まった海外挙式&ハネムーン旅行。
私としては昔から憧れだった念願のグランドキャニオンに行ける事が決まったので感無量でした。(海外挙式…なんだったら結婚まで二の次みたいな言い方になってしまった。笑)
海外旅行は楽しい!また行きたい!と彼に思ってもらうためにも、ここから全て私が全力でプロデュースすることに決めたのでした。
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ラスベガスでの海外挙式とハネムーン旅行を個人手配した話
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