仲良しの友人と2人で、タイへ女子旅に行ってきました。
今回はプーケットの南東部に位置するピピ島へ行った時の様子をまとめてみたいと思います。
Contents
ピピ島ってどんなところ?
ピピ島とは、タイ・プーケットの南東に浮かぶ島々の総称。
映画好きの方ならご存知かもしれませんが、若き日のレオナルド・ディカプリオが主演した映画「ザ・ビーチ」の舞台となり一躍有名になった場所です。
珊瑚礁と美しいラグーンを持ち、ヤシの木に囲まれているピピ島はまさに「南国の楽園」そのもの。
初めて訪れた際に私は、目の前に広がるエメラルドグリーンの海が美しすぎて「これは現実なのか!?」と疑って何度も目をこすってしまいました(笑)
海の透明度も素晴らしいのですが、島全体が美しく絶景スポットだらけなので一生に一度は行ってみたいという方も多いのではないでしょうか。
特に海が大好きな人や、ダイビングまたはシュノーケリングをやるという人にとってはとってもおすすめの場所です。
ピピ島にはどうやって行く?
ピピ島には空港が存在しないため、飛行機で行くことはできません。
ピピ島への行き方は主に2つで、プーケットから船に乗っていく方法と、クラビから船に乗っていく方法があります。
クラビに滞在しているのならクラビから船で行くのがベストですが、どちらでもいいのならプーケットからピピ島を目指す方が船の便数が多いので行きやすいです。
プーケットからピピ島への行き方
プーケットからピピ島まで行く手段はフェリーかスピードボートの2種類。
所要時間はフェリーで約2時間、スピードボートで約1時間といったところです。
どちらでも好きな方を選んでいいと思いますが、日帰りでピピ島に行くなら1時間程で行けるスピードボードの方が有効に時間を使えていいと思います。
私たちもスピードボードを利用して、約1時間程気持ちのいい風を浴びながら快適な船旅ができて最高でした。
「秘境ビーチ」というとなかなかたどり着けなさそうなイメージなのですが、プーケットみたいな超主要な観光地から意外とすぐ行けるので、ピピ島ってすごいと思います(笑)
私たちが利用したのはベルトラの「ピピ島やバンブー島、マヤベイをスピードボードで巡る日帰りの日本語ツアー(昼食付き)」です。
ツアー代は2,800バーツ(日本円で約9,000円程)で、送迎エリアにあるホテルから出発ならOKという内容でした。
料金には各エリアの入島料やランチ代も含まれているので、個人的には結構お得だと思います。
ベルトラではピピ島ツアーが人気でプランも多数あるので、自分の好みに合ったものを選ぶのにおすすめです♪
ピピ島に持って行ったもの
海に行くということで、今回はSJCAMというカメラを持って行ってみました。
SJCAMとは、いわばGoproの劣化版のようなものでしょうか。1万円程で手に入る小型の防水アクションカメラです。しかも見た目も可愛い。
今回のビーチを巡る旅ではこのSJCAMさんがいい仕事をしてくれたので、これからマリンアクティビティを予定している方には是非おすすめしたいです。
浜辺でパシャパシャと水遊びをする程度ならスマホの防水ケースで十分ですが、シュノーケリングなどガッツリと水の中に入るのなら断然防水カメラの方が綺麗に撮れて便利です。
お金に余裕のある方は、GoPro(ゴープロ)ももちろんおすすめですけどね。
さらに最近友達におすすめされて知ったのですが、近ごろはなんとカメラのレンタルサービスもあるんだとか!
単発で利用したいという方は、購入するよりも断然借りる方がコスパがいいですよね。(というかガジェット機器ってどんどん新しいのが出て古いのは型落ちしていってしまうので、普通に考えてもコスパがいいかも…)
旅行に行くメンバーで割り勘してカメラを持って行ったらかなりお安くなって便利だと思います。
ピピ島ツアーレポ~出発の朝~
さて、いよいよツアー当日を迎え、ホテルのロビーで水着を来てスタンバイ。
ちなみに私たちが泊まっていたのは「パトンパラゴンリゾート&スパホテル」というリゾートホテル。
安くて綺麗でいいお宿でした。
ホテル宿泊記はこちら▼
-
【女子旅プーケット】パトンパラゴンリゾート&スパホテル宿泊記
プーケットに旅行に行った際に、「Patong Paragon Resort & Spa(パトンパラゴンリゾート&スパ)」というホテルに宿泊しました。 ゆったりと自然体で過ごせる快適なホ ...
続きを見る
ピピ島に行くために、予定では朝9時にホテルまでツアー車がお迎えに来てくれることになっています。
…が、待てども待てども車がやってきません(笑)
楽しみにしていたピピ島ツアーですが、どうやら初っ端から東南アジアの洗礼を受けてしまったようです…。
ドライバーさんに連絡をしようにも海外で電話をするすべがないのでしばらくホテルで待ちぼうけ。
「ま、そのうち迎えがくるか…」と言いながらとりあえずただボーっと過ごしてました。
このロビーの風景をもう30分以上見ています。
結局しびれを切らしてフロントへ行き、ホテルのスタッフに身振り手振りでお願いしてドライバーさんに電話をかけてもらうことに成功しました。
電話口でドライバーは「今向かっている、もうすぐ着く」とのこと。
それから約30分程してようやくドライバーさんがやってきました。(トータル1時間の遅刻)
恐るべし、プーケット時間…。
ちなみに、この時期はタイの「水かけ祭り」の時期ということもあって道路が渋滞していたのも遅れの原因だったようです。
無事にツアー車に乗り込み、ホテルを出発して車で走ること数十分。
ロイヤル・プーケット・マリーナに到着。
どうやらここはたくさんのツアーのボートが出航する港のようです。
付近では水着やちょっとしたマリングッズも売られていました。
ご丁寧に酔い止め薬まで用意されています。
乗船前の説明タイムです。
説明後、いよいよ船に乗船。
船はなかなかのハイスピードで進み、不快な揺れを感じないので意外と全然船酔いしませんでした。
船のお供にミネラルウォーターを頂きました。冷たくて美味しい~!
ハイスピードの風も最高に気持ちよかったです。
スピードボードに乗ること約50分、なにやら島が見えてきました。
海の水もプーケットで見ていた青色ではなく、いつの間にか緑に近い色になっています。
バンブー島
6つの島々からなるピピ諸島。
その中の1つ、「バンブー島」に到着しました。
バンブー島は島全体が自然保護された無人島で、浅瀬にはトロピカルな魚やサンゴ礁など、手付かずの自然がそのまま残っている島です。
船を降りた瞬間から、海の透明度がすごい…
白い砂浜に透き通るようなエメラルドグリーンの海。
楽園って本当にあるんですね…。美しすぎて驚きです。
開発されたビーチリゾートとはまた違って自然な風景が魅力的です。
こちらが今回のツアーのガイドさん。
頼んでいなくてもめっちゃ写真を撮ってくれます(笑)
ポージングまで指示してくれるという細やかな配慮もあります(笑)
もう本当に気持ち良すぎていつまでもここにいてたいと思ったのですが、滞在時間は約1時間半ほどで、再びスピードボートで次なる目的地に向かうことに。
モンキービーチ
名前の通り、野生の猿が生息しているモンキービーチにやってきました。
ピピ島のモンキービーチには野生の猿が数十匹生息しているのですが、人慣れしていているので近寄っても全然逃げません(笑)
ツアーではお猿の見学のために立ち寄るポイントですが、普通に海の水も透明度が高くて綺麗なのでただ海水浴を楽しんでもOKです。
私は今までこんなに間近でお猿を見ることがなかったので、新鮮で楽しかったです。
大人しいお猿さんが多いように感じましたが、中には積極的なお猿さんもいます。
もし噛まれてしまうと狂犬病になる恐れがあるので、くれぐれも注意が必要です。
こちらには大きなお猿も…(笑)
モンキービーチは割と狭くプライベートビーチのような感じで、滞在時間は短めで30分程でした。
ランチ休憩
ピピ島ツアーにはランチが組み込まれており、島にある小綺麗なレストランでビュッフェランチが用意されていました。
レストランがある場所は島の中でも栄えている雰囲気で、他にもホテルやカフェが立ち並んでいたり、ATMまでありました。
食後に周辺をぶらぶらとお散歩していたら、レストラン2階にあるテラスからの眺めが最高でした。
気が向いたら海に入って、気が済んだら浜辺で風を浴びながら休憩して、疲れたらただのんびりと冷たいジュースを飲んでリラックス。
これ以上ないくらい最高の過ごし方ではないでしょうか。
海を眺めながら飲むフレッシュなスイカジュースは一段と美味しかったです。
何よりも景色と雰囲気が一番のご馳走ですけどね。
ピピレイ島
ピピレイ島もピピ島観光の中で外せない、主要な島となっています。
ピピレイ島にはバイキングケーブとよばれる洞窟があり、その名前の通り「海賊の洞窟」、かつては海賊の住処とされていた場所です。
残念ながら上陸できないので、船の上からしばし眺めるだけ。
バイキングケーブから船ですぐの場所にあるのが、ピレーラグーンとよばれる場所です。
個人的にはピピ島を巡るツアーの中で一番感動したエリアです。
ピレーラグーンは周囲が大きな岩に囲まれているからか、波もなくとても静かです。
そして、見たことがないほど綺麗なこの海の色…。
青色を通り越して、もう緑色の海になっています。
綺麗すぎて逆に引くくらい…。
生まれて初めて見たこの光景に私は本当に感動しました。
写真でも綺麗なのですが、肉眼で見たら絶句するほどの美しさなので、この海を見るためだけでもピピ島に行く価値があるのではないでしょうか。
絶景の中でシュノーケリング
ピレーラグーンの近くのポイントで各自ボートを降りて、いよいよシュノーケリングタイムです。
ちなみに、私はカナヅチでしてシュノーケリング初体験です。
泳げないので水系アクティビティは避けて生きてきたのですが、「せっかくピピ島まで来たんだから、思い切ってやってみよう!!」と友人に背中を押されてチャレンジすることに。
恐る恐る水に入水…ライフジャケットも着ているし、やってみると意外といけました。
泳げない恐怖よりも、「海の中にはこんなに美しい世界があったのか!」と感動の気持ちの方が上回りました。
さくさんのトロピカルなお魚たちと一緒に海の中を大満喫。
まさに秘境と言った感じの絶景と相まって最高のシュノーケリングタイムでした。
こちらは海の上にポツンと浮かんでいる島。神秘的だし、なんだか可愛い。
ちなみに風景写真を撮ってくれているのはガイドさんです(笑)
私たちのカメラを持ってぴょんぴょんと身軽に岩場を登っていき、なかなかの崖っぷちから撮影してくれていました。
Maya Bay(マヤベイ)
ピピレイ島にあるマヤベイは、まさに映画「ザ・ビーチ」の舞台になった場所です。
透明度が高く、水温も温かく気持ちのいいビーチでした。
もうとにかく綺麗。美しい。
この言葉以外出てきません。
ここに来るまでにいくつもの美しい光景を見てきましたが、それでもやっぱり感動する美しさです。
映画の中でもマヤベイは「楽園」として描かれていましたが、実際に行ってみて私も本当に楽園というか、天国のような場所だと思いました。
でも実は一方で大きな問題もあって、映画のヒットにより世界中からたくさんの観光客がマヤベイを訪れるようになったことで、珊瑚をはじめとした海洋生態系の破壊が懸念されているのも事実…。
この環境破壊は、マヤ湾に出入りするボートや日焼け止めによる汚染、ゴミの問題などが原因だと考えられているんだそうです。
私たち人間が環境破壊の原因になってしまっているのはとても悲しい事実。
一時期(2018年6月~2021年12月末まで)は自然環境保護・回復のため上陸が禁止され閉鎖されることになり、今は再びマヤベイが観光客に開放されたという経緯があります。
マヤベイは本当にとっても美しいビーチなので、再び同じことが起こらないようにみんなで大切に守っていかないといけませんね。
ピピ島行きの航空券とおすすめツアー
最初に記述しましたがピピ島には空港がないので、タイのプーケットもしくはクラビのどちらかから船でピピ島に入るルートを辿ることになります。
私たちはまず日本からプーケットへ行く航空券を自己手配して、さらに別で現地ツアーを日本から申し込んで行きました。
航空券の手配は慣れていないと難しく感じるかもしれませんが、意外と簡単です。
旅行予約サイトのエクスペディアで航空券を取ると、セットでホテルの予約がかなり安くなるのでおすすめです。
旅行予約のエクスペディア【Expedia】 宿泊/航空券+宿泊/航空券
私たちもエクスペディアでまず航空券を確保してから、ゆっくりとホテルを吟味して後からセット予約しました♪
そしてその後で、ピピ島の現地ツアーを別途申し込むとピピ島行き旅行パックの完成です。
最初から全て組み込まれている旅行パッケージよりも、自分好みで日程や内容を選べるのが自己手配のメリットでもあります。(注意点はよく読んで日付などはくれぐれも間違わないようによく確認しましょう。)
ありがとうピピ島
ピピ島は泳いでもよし、潜ってもよし、眺めてもよし、ただのんびりくつろいでもよしで、映画にもあったように「秘密の楽園」という言葉がぴったりでした。
観光する立場としても、当たり前ですがきちんとマナーを守り、自然を傷付けないように注意したいですね。
美しいピピ島が舞台になった「ザ・ビーチ」の映画はこちらで見れます▼