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国内旅行

3歳児と行くピーチの旅【涙の子連れ飛行機体験レポ】

先日、3歳(3歳3か月)の息子とピーチの飛行機に乗ってきました。

息子にとってピーチのフライトは1歳の時に体験して以来、約2年ぶりです。そろそろしっかりしてきので前よりたやすいかな~と思っていたら、逆に大変でした。

以下、体験談をまとめてみたいと思います。

仙台~大阪間の約1時間半のフライト!

仙台旅行に行くにあたり、行きはJAL便を利用したのですが、帰りはpeach便を利用することになりました。

ルート:仙台→大阪(関空)間
フライト時間:1時間35分
出発:18:05発

行きのJALのフライトについてはこちらで搭乗レポを書いています▼

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運賃・座席

運賃は家族3人で51,760円でした。うーん、LCCなのになかなかいい値段。

1歳までは無料ですが、2歳から有料でしかも大人と同じ料金がかかるのが痛いところ。(JALでは子ども料金が適用されました)

内訳

運賃:12,690円×3(3歳児も大人と同じ料金です…)
諸税・空港使用料:660円×2、520円×1(小児)
座席指定(ファストシート)1,590円×3
預け手荷物料:1,950円(家族で1つのスーツケース)
支払い手数料:1,920円
チケットガード:3,210円

合計:51,760円

今回は初めてチケットガードを利用してみました。

子連れ旅でいついかなる理由でキャンセルするかわからないため、もしもの時のことを考えて航空券代を保証してくれるなら3,210円は安い方なのかと。

さらに、座席は少し追加料金を払ってファストシート(1D/1E/1F)を予約。

最前列ということで足元が広くかなり楽なので、この値段(1,590円)なら取る価値があると感じています。

特に旅行の帰りの便は疲れているので、この広さは本当に快適です。

家族3人でLCCで5万越えは決して安くないなと感じましたが、改めて内容を見てみると妥当かなという気もしますね。

ま、子連れではなく一人旅ならシンプルピーチかつ座席指定なしの一択なんですけどね(笑)

フライト当日の様子

16:00 食事

18:05発の飛行機なので、チェックイン前に腹ごしらえをすることに。

仙台空港内にあるレストラン「寿松庵」にて食事をしました。

こちらのレストラン、窓際の席に座ると飛行場が一望できます。

これには息子が大喜び。乗り物を見ながらご飯を食べられる最高のお店でした。

普段は集中して食事をとるのが難しい年頃なのですが、このテーブル席のおかげで機嫌よく座ってご飯をたくさん食べてくれました。

メニューもお蕎麦やどんぶりなどの和食があるので子供に取り分けて食べるのにもぴったり。

乗り物大好きな子なら是非おすすめです。

ちなみに、レストラン街の入り口には大きなセスナのオブジェも飾られていました。

乗り物大好きな子なら、仙台空港は結構天国のような場所かもしれません。

17:15 チェックイン→搭乗ゲートへ

無事食事も終わってチェックイン。

こちらの子供を乗せて使えるこの便利すぎるスーツケース、行きのJAL便では「特殊な形の荷物」ということで別のカウンターに案内されたのですが、今回のピーチの便では通常のカウンターで普通に預けることができました。

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チェックイン後は保安検査もスムーズに終わってそのまま搭乗ゲートへ。

トイレを済ませたりして、落ち着いたらあとは搭乗開始時刻を待つのみ。

飛行場の中を動き回る働く車たちに、息子は興味津々。

飛行機を見ながら「あれはJAL」「あれはANA」「あれはpeach」などと、覚えた機体を指さしながら言い当てるのを楽しんでいます。

話の流れで「今から私たちはpeachの飛行機に乗るんだよ~♪」と教えてあげたのですが…

そこから息子の顔色はみるみる変わっていき、急に泣き出してしまいました。

息子「飛行機、乗りたくない!」

私「なんで乗りたくないの?かっこいいよ?」

息子「だって、こわいもん!大きな音がして、ゆらゆら揺れてこわいー!」

どうやら行きの飛行機で体験した離着陸の時の揺れと浮遊感が相当怖かったらしく、ややトラウマになって恐怖心が刻み込まれているようです。

2歳までは怖がっていても膝の上に乗せて抱きしめて座ることができていたのですが、今回は3歳ということで初めて「ひとりで」座席に座ってないといけないというのが、かなり嫌だったようです。(ピーチは2歳から一人座りでないといけないため、2歳の時の旅行は大人のひざ上に座れるANAなどを利用していました)

これはまずいと思い、急遽飛行機に乗るという発言を撤回。

「あれは、ピーチ姫のお城だよ!もしかしたら中にピーチ姫がいるかもしれないよ!」

となんとかごまかすも、「いやだ、行きたくない!」と言ってきかず。。。

結局搭乗の最終案内の時まで搭乗ゲートの端っこのスペースでなだめていました…。

乗客たちが次々と搭乗しているのを見ながら、私たち夫婦はひたすら不安と焦燥感に襲われていました。

17:55 搭乗

泣いても笑っても飛行機は待ってくれないので、腹をくくって私たちも搭乗です。

泣いてジタバタする息子を抱えて無理やり乗り込みました。

あまりの息子の泣きっぷりにCAさんたちもちょっと心配そうな顔をされています。

「飛行機が怖いらしくて泣いてしまっているんで。ご迷惑をおかけすると思うのですが、申し訳ございません」とCAさんや周囲の方々に必死で謝りました。。。

搭乗後も息子の泣き声がおさまらず、ヒヤヒヤした気分で離陸を待っていましたが、唯一救いなのは足元が広々としていること。ただこれだけでなんだか心持ちが違いました。しかも、一番前ということですぐ近くにCAさんがいらっしゃるので、すごく気遣っていただけて助かりました。

大きな荷物を足元に置いておいてもいいのですが、離陸時だけは上の棚になおすように指示を受けました。

私のリュックには子供の飲食物が入っており、できればいつでも取り出すようにしておきたいな…と思っていたら、このサイズなら離陸時だけ膝上に置いといたら問題ないということでした。ありがたい!

もっと後ろの方の座席だったらおそらく周囲の乗客たちへの迷惑のことばかり考えて、申し訳なさにさいなまれていたと思うのですが、CAさんが声掛けやフォローをすごくしてくださるので、子連れでの利用時は最前列のありがたみを本当に感じます。

18:05 離陸

パパの上がいい!だとかママの上がいい!などと叫びながら、一人で座るのを嫌がる息子をなんとか着席させ、シートベルトも装着。

相変わらず息子は泣いたままですがいよいよ離陸を迎えました。

耳が痛いわけでもなく、ただひたすら恐怖心で涙が止まらないようです。

あまりにも泣くので旅行に連れてきた私もだんだん罪悪感を感じできて、こんなに嫌がっているのに飛行機の旅に連れて行くべきではないかな…なんて考えたりしながら気の遠くなるような不安な気持ちに襲われていました。

息子をなだめながらそんなことをぼんやり考えていたら、CAさんがこんな絵本を持ってきてくださいました。

CAさんが息子に「ねぇねぇ、ぼく~。これ、見てみる?」と聞いてくれたのですが、ひたすら泣きわめいているので絵本も通用しないだろうと踏んでいましたが…

私の予想に反して息子は「…うさちゃん、みる…(ボソっ)」とか細い声で返事。

これを機に息子は少しクールダウン。

私が絵本を音読している間、「えんえーん!!」という大泣きから、「しくしく…」という泣き方にだんだんを落ち着いてきたのでした…。

「CAさん、ありがとぉぉぉぉ!!」という心の叫びが止まりませんでした。

18:20 徐々に睡魔が…

しくしくと泣いている息子に対して「もう寝てしまいなさい。眠ったら怖くなくなるから!」となだめ続ける夫。

息子も泣きながら「うん、寝る!」と言って目を必死でぎゅーっとつむっているものの、さすがに寝ようと思ってもすぐには眠れず…。。。

身体を抱きしめたり、トントンしたり、息子自身の念じる力(笑)も合わさり、離陸から15分ほどしてからようやくウトウトしてきた様子。

しばらく様子を見ていると息子はついにカクンっと眠りに落ちました。

ようやく一安心。時刻はおそらく18時半頃でした。

息子が眠ったあと、CAさんがそぉ~っとこちらに歩いてきて、めっちゃ小声で「これ、よかったら彼が起きたらあげてください」とプレゼントしてくれました。

peachのオリジナルシールのようです。

足音も立てずに息子を起こさないよう細心の注意を払って、落ち着いた頃にやってきてすっと差し出してくれたこの小さなプレゼント。

うまく言えないんですが、オシャレなバーで「あちらの方からです」といってすっと出てくるカクテルなんかみたいに…いやもっと?キュンとしちゃうのではないのでしょうか(笑)

正直LCCだからサービスがないだとかいうイメージとは全く逆で、子連れ客に対しての配慮がすごすぎです。

独身の時に安さ最優先で乗っていた時とはまた違った目線でピーチ航空のファンになってしまいました。(赤ちゃん連れで乗った時にも同じことを思った)

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最前列に座っているのでCAさんはずっと視界に入っているのですが、時折息子のことを心配そうな顔で見つめてくれてたり、私と目が合うとさっきは大変でしたねみたいな顔でアイコンタクトをしてくれたり、随所から優しさを感じました。

19:50 到着

予定より10分ほど遅れて目的地である関空に到着。

無事地上に足が着くと、飛行機での涙が嘘かのように息子は満面の笑みになっていました。

さらにキラキラ目を輝かせて「ママ、飛行機、一人で座って乗れたよ!」とかなり得意げに言っていました(笑)

え、あんなに泣いてたのに?とすごく突っ込みたかったのですが、その言葉はそっと心の中に…。

終わり良ければ総て良し。今回の涙のフライトが、息子にとっての成功体験として記憶されることを願います。

私もほっとして、ようやく関空の夜景の綺麗さにも気が付くことができました。

おまけ談

帰りは祖母が車で空港まで迎えに来てくていました。祖母は笑顔で私たちを出迎えてくれ、息子にあることを質問。

祖母「空港はやっぱり飛行機がいっぱいだねぇ~!○○くんはどんな飛行機に乗って帰ってきたの?」

息子「えーっとね~、ピーチ姫に乗ってきたの!」

祖母「え、ピーチ姫!?」

息子「うん!そんで、マリオと、ルイージとクッパもいてた!」

祖母「え、マリオ!?」

息子「うん!USJに行ってきたねん!!」

一同「え~~~~!!???」

仙台空港で必死に「今から行くのは飛行機じゃないよ、ピーチ姫だよ!」とごまかして説得したのが、まさかのこんな場面で出てくるはめになるとは…(笑)

しかも最終的に仙台ではなくUSJに行ったことになってしまうとは…(実はこの一週間前に本当にUSJにも行っていた)

3歳児の発言にずっこけた瞬間でした(笑)

まとめ

赤ちゃんの時と違って、3歳になった息子は「揺れが怖い」という記憶が刻み込まれていて、大変なフライトとなりました。(ほんのかすかな揺れでも頭を抱えてこわいよー!と叫ぶほど)

あと、1人で座席に座ることで気がついたことがひとつ。

もし寝るなら子ども用の枕があった方がいいかもしれません。

2歳までは私か夫の膝上に座って寝ていたので特に枕の必要性を感じることがなかったのですが、1人で寝るとなると頭の置き場がなくて少し眠りづらそうでした。(座席の手すりはハード素材でガタガタなると痛そうで、私や夫が時々手で枕の代わりをやってやり過ごしました)

以上、3歳児と行く涙あり・最後には笑いも少しありの搭乗体験でした。

これから子連れフライトを控えている方の参考になれば幸いです。

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