京都の町を浴衣をきてはんなりと散策。
女性なら一度は経験してみたいと憧れる方も多いのではないでしょうか。
今回は友人と3人で浴衣を着て京都の町歩きをした時の体験談をまとめてみたいと思います。
Contents
華かざり京都駅前店で着付けとヘアセット
私たちは「華かざり京都駅前店」で、浴衣をレンタルして着付けとヘアセットをしてもらうことにしました。
場所はJR京都駅より徒歩1分というアクセスの良さ。友人1人が九州から新幹線で遊びに来たので、立地の良さからこちらのお店を選びました。
料金
浴衣のレンタルと着付け1,980円+ヘアセット1,500円でした。
1,980円には全身必要なものが全て含まれています。
選ぶ小物やオーダーするヘアセットによって料金が追加されることはありますが、私たちは全てベーシックなものの中から選び全員4000円以内でおさまりました。
衣装を選ぶ
好きな柄の浴衣と帯、そして鞄を選びます。
華かざりでは華やかで現代風なものから、流行の和モダン、クラシカルな古典柄まで幅広いバリエーションの柄の浴衣がそろっています。
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かなりたくさん種類があるので好みのものがきっと見つかるはず。
帯だけでもかなりの種類があって、逆に決めるのが難しい…。組み合わせに悩みましたがスタッフの方に聞くと的確なアドバイスをもらえました♪
着付け
華かざりではプロの着付け師が手掛ける「崩れにくく、苦しくならない着付け」が売りになっていて、スタッフの方が手際良く着付けをしてくれます。
一日に何人もの着付けをしているだけあってかなりの早業…「はい、次!はい、次!」という感じで着付けがさくさくと仕上げられていきます。
仕事は早いのですがフレンドリーに会話もしてくれて、京都のおすすめカフェ情報なども教えてくれました♬
店内は浴衣を選ぶ人、着付け中の人、着付けが終わりヘアセット待ちの人でひしめきあっています。
ヘアセット
希望すればヘアセットもしてもらえます。
流れとしては写真サンプルが8パターン程あるのでその中から好きな髪型を選ぶだけ。
あらかじめパターンを絞っておくことで時間短縮になっているんですね。
細かい要望を言わなくていい&聞かなくていいので、両者にとって効率的です。好きな髪形を選ぶには8パターンもあれば十分です。
こうして先に仕上がった友人の髪型がこちらです。
可愛い!髪飾りも自分で好きなものを選んでつけてもらえます♪
続いて友人②も完成。
ショートボブですが華やかにアレンジしてもらえています。
そして私がこちら。
一人15分程でささっとヘアセット完成です。
お客さんが入れ替わり立ち代わりで、着付けからヘアセットまで全てスピーディーに終えて回転している様子は全く無駄がありません。
準備が早く終わるとその分観光できる時間が増えるのでありがたいですね。
荷物の預かりもOK
元々持っていた荷物は浴衣には不似合いなので帰るときまで店内で預かってもらえます。
スーツケース等の大きな荷物も無料で預かって頂けました。
体一つで行けば最初から最後まで全てやってもらえるのでかなりお手軽なプランですね。
京都市街へ出発!
今回は八坂庚申堂から清水寺までのルートで観光するプランです。
八坂庚申堂から清水寺への距離はおよそ1km、普通に歩けば15分くらいでしょうか。
その間に八坂の塔があり二寧坂、産寧坂と、京都らしい素敵な風景が続いているので、写真を撮りながらゆっくり散策していきたいと思います。
ランチ
最初の目的地である八坂庚申堂へ行く前にまずは腹ごしらえ。
華かざりを出てすぐ近くにある和食屋「京すいしん」でランチを食べることにしました。
実はランチの事は全く下調べしていなかったので、通りがかってふらっとこちらに入ることにしたのですが、落ち着きのある和風な雰囲気が浴衣にもマッチしていて良かったです。
立派なお店でドキドキしましたがお寿司のランチ1500円とリーズナブル。
混雑もしていませんでしたし和服の店員さん達の対応も丁寧でとてもいいお店でした。
京すいしん
住所:京都府京都市下京区東塩小路町719 SKビル1F
TEL:075-365-8888
営業時間
11:30~15:00
17:00~23:00
金・土のみ23:30まで
定休日:無休
八坂庚申堂(やさかこうしんどう)でお参り
ランチの後はバスに乗って八坂庚申堂へ。京都駅から市バスに乗って約25分で到着します。
中に入るとカラフルなお手玉のような物がたくさん見えてきました。
これはくくり猿というお守りで、1個500円で購入して願掛けをすることができるようになっています。
実はくくり猿とは手足をくくられた猿を表しているんだそうな。
欲に走るものを戒めることを意味しており、欲を一つ我慢すると願いが叶うということを表しているんだそうです。
それにしてもこのくくり猿、浴衣との相性が抜群すぎじゃありませんか…
カラフルなくくり猿を背景に浴衣姿の写真を撮ると華やかになりますね。
撮り方を工夫すると可愛い写真がたくさん撮れるので、アングルにこだわってみるのも楽しいですね。
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本堂でしっかりお参りもしました。
こんなに素敵な場所ですがお寺の拝観料は無料でした。
八坂庚申堂はバス停「清水道」から徒歩でいけるので清水寺に行く際にはセットで立ち寄ってみるのがおすすめです。
八坂庚申堂
住所:京都府京都市東山区金園町390
拝観時間:9時~17時
駐車場:なし
文の助茶屋(ぶんのすけちゃや)で休憩
八坂の塔のすぐ近くにある文の助茶屋本店に入ることにしました。
文の助茶屋は落語家二代目桂文之助が明治42年に創業した老舗の甘味処です。
明治42年といえば西暦で言うと1909年。100年以上も続くその歴史からかなり味のある雰囲気です。
店内以外にお庭にも席があるのですが、趣があってとっても素敵です。
まるで大昔にタイムスリップしたかのような雰囲気…緑に囲まれて落ち着きます。
ふと上を見上げると頭上には鮮やかな赤い傘が。
普段なら何気なくスルーするのでしょうが浴衣を着ているといちいち立ち止まってしまいます(笑)
昔ながらのレトロなお店と浴衣がよく馴染むので、写真を撮るのがたのしくなります♪
文の助茶屋のいいところはお店の雰囲気が素敵なだけでなく、肝心の甘味のお味も絶品なところです。
特にわらび餅が柔らかくて上品な甘さで美味しかったです。
お供にお抹茶はもちろんですがアイスコーヒーもなかなか合いますよ♪
その他にも可愛らしいメニューがたくさん。
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外の賑わいが嘘のようにこのお店だけ時間の流れが緩やかで、ゆったりと過ごすことができました。
浴衣で東山を散策
休憩も済み、再び清水寺を目指して出発です。
八坂の塔が見えてきました。
ちょっと歩いたらまたすぐに写真撮影(笑)
ただの柳の木も浴衣を着てたら背景にしたくなっちゃいます。
どこもかしこも絵になるので、立ち止まって写真を撮っている人をあちこちで見かけます(笑)
なんでもないような風景でも京都という町並みが風情のある背景に変えてくれるので、画角を考えながら写真を撮るのが楽しいですね。
清水寺
いよいよメインの目的地である清水寺に到着しました。
まずは清水寺仁王門の前でパチリ。
美しい丹塗りの門で「赤門」とも呼ばれています。
門をくぐるとそこにはさらに赤門を凌ぐ赤い塔がお出迎え。
お見事です。
真っ赤な三重塔と浴衣のコントラストもいい感じです。
いよいよお寺の内部へ。
本堂や清水の舞台へ行くには拝観料がかかりますが、境内周辺は無料で見学することが可能です。
ちなみに拝観料は400円なので他のお寺と比べると安い方ではないでしょうか。初めて行くなら払って中まで行くといいと思います。
上の方は風が入ってかなり涼しいです。
人で賑わう京都ですが、大阪のようにごちゃごちゃしていないのはなぜなんでしょうか。
お寺周辺が緑で囲まれているのもまたいいですね。
上から見た景色はこんな感じです。
ちなみにこの時の清水寺はがっつり改修中でした(笑)
改修は長年の歴史を保つためには必要なことですものね…ある意味貴重な光景です。
お寺のふもとでは素敵な絵を描いているおじいちゃんもいらっしゃいました。
清水寺は色んな人から愛されていますね。
まだ紅葉していない緑のもみじもなかなかキレイです。
清水寺は西国三十三ヶ所の第16番札所になっているので、私はちゃっかり御朱印を頂きました。
人はたくさんいてるのですが自然が豊かでとても癒されました。
やっぱり清水寺は何回来てもいい所ですね。
清水寺
所在地:京都府京都市東山区清水一丁目294
TEL:075-551-1234
公開時間:6:00~18:00
公開時間(夏 ):6:00~18:30 (7月・8月)
お土産を見ながら余韻に浸る
清水寺付近のお土産屋さんで「抹茶愛す」なるものを見つけました。
普通の抹茶を飲みやすい抹茶ジュースにしたようなものでした。
色々あって面白いですね。
浴衣の女子旅を締めくくる最後の休憩にピッタリの飲み物でした。
飲み物休憩をしながら最後の最後まで浴衣旅の余韻を満喫。京都は一歩土地へ踏み込むと独特の雰囲気にどっぷりと浸かれるのがいいですね。
浴衣を返却(19:30まで)
たっぷり町歩きを楽しんだら、華かざりに戻って浴衣を返却します。
オプションでヘアセットを選択していた場合は500円で洋服用のヘアにクイックアレンジしてもらうことが可能です。
ですがせっかく可愛い髪型なので、私たちはクイックアレンジはせずにこのまま帰ることにしました♪
浴衣をレンタルできる場所はたくさんありますが私たちは華かざりさんを利用して大満足でした。
着付けセットはもちろん、荷物の預かりサービスや素晴らしい接客サービスで申し分なし。
京都で浴衣のレンタルを検討している方にはおすすめだと思います。
京都華かざり京都駅前店
住所: 京都府京都市下京区東塩小路町736番地 2F
TEL:075-744-0002
公式サイト:https://www.kyoto-hanakazari.com/
まとめ
景観が美しくて風情のある京都はただ行くだけでも楽しいのですが、浴衣を着ていくと楽しさが倍増しますね。
カップルでもよし、友だち同士でもよし、親子でもよし、和服で京都を散策すると非日常感が増すのでおすすめです。
ちなみにこの日の夜は大阪に移動して、USJのオフィシャルホテル「ホテルユニバーサルポート」に宿泊しました。
ホテルユニバーサルポート宿泊記はこちら