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万博のパソナパビリオンってどう?5歳児と行った感想

先日、大阪関西万博にあるパビリオン「PASONA NATUREVERSE(パソナ ネイチャーバース)」に5歳の息子と一緒に行ってきました。

一体どんな内容だったのか、息子の反応はどうだったのか?などをレポートしていきたいと思いますので、これから子連れで行くかどうか検討中の方の参考になれば幸いです

※ネタバレを含みますので、内容を知りたくないという方はここで引き返されることをおすすめします。

PASONA NATUREVERSE(パソナ ネイチャーバース)パビリオンの内容

PASONA NATUREVERSEとは?

PASONA NATUREVERSE(パソナ ネイチャーバース)は、2025年大阪関西万博でパソナグループが出展する民間パビリオン。

パビリオンのコンセプトは 「いのち、ありがとう。」というもの。

しっかりした内容のパンフレットが入り口で配布されており、万博への熱心な力の入れ具合を感じます。

ちなみに、「パソナ ネイチャーバース」と言うのはNATURE(自然)とUNIVERSE(宇宙)を掛け合わせた造語で、「自然を尊重し、感謝し、つながる世界」を表しているんだそうです。

自然と人間、そしてテクノロジーの調和を体験できる構成になっていて、面白そうだけど子供には少し難しいかもれないテーマだな、という第一印象でした。

大きく目立つアンモナイトデザインの外観!

パビリオンの見た目はアンモナイトをモチーフにした螺旋形のデザイン。

西ゲートから会場に入ると、真っ白なアンモナイト型の建物がかなり目立っているので場所は比較的わかりやすいのではないでしょうか。

独特な形状の外観ですが、このアンモナイトは「心臓(いのち)の螺旋」を表しているんだそうな。

アンモナイトの建物先端にはアトムが座っていて、来場者を迎えてくれています。

青空に映える先端のアトム君。

アトムが指さしているのはパソナの拠点がある淡路島の方角なんだそうです。外観からすでにこだわりが詰め込まれている香りがプンプンしてきますね。

万博後には淡路島への移築も視野に入れて設計されており、建築そのものもいのちの螺旋をたどっているのかもしれません。

いのちの歴史ゾーン

中に入ってまず登場するのが「いのちの歴史ゾーン」。

「生命進化の樹」と呼ばれる巨大なツリー型モニュメントが見学できます。

息子と一緒に巨大ツリーを眺めながら「これはなんだろう?」と話していると、近くにいるスタッフの方が「下に行くほど過去を、上に行くほど未来を表しています。」と優しく教えてくださいました。

確かに。下の方はアンモナイトの化石があるし、上に行くと半導体があったり、さらにその上は…なんだろう?と、考えながら見学するのが楽しい。

そしてスタッフの方に「よかったら中に入ってみてください!」と促された息子と私。

過去、現在、未来の地層になっている様子を、中に入ってみることもできるようになっていました。

足元の下(地下)にまで過去が表現されていて、変な感覚でなかなか面白かったです。

こちらは世界最大級のアンモライト。

「アンモライト」というものを私はこの日初めて見ました。

アンモライトは、数億年にわたり生き抜いたアンモナイトの化石が地中で虹色に変質した希少な宝石なんだそうな。

5歳の息子と並んでもこの大きさ。

その大きさと美しさに目を奪われます。

「いのちの歴史ゾーン」には、複数のアンモライト原石が展示されていて、小さいものでも鮮やかに光る姿が印象深かったです。

息子もすっかりその輝きに魅了されて、夢中で行ったりきたりしながら観察して楽しんでいました。

からだゾーン

続いて奥へ進んでいくと登場するのが「からだゾーン」。

壁面が大きなスクリーンになっていて、アトムとブラックジャックのショートムービーが上映されています。

数分で完結するものが永遠と繰り返されているので、いつどのタイミングで行ってもなんとなく入り込める内容です。

5歳の息子には少し難しいかもしれないと思っていたのですが、予想外に熱心に映像を見ていました。

これは戦闘シーンなどがあったり、シンプルでわかりやすいストーリーであったり、物語がうまく構成されているからだと思います。すごく短く簡潔にまとめられているところも良かった!

さらにその先で見られるのが本物のiPS心筋シート。

iPS細胞から作られた、生きた細胞で構成された心筋のシートが、すぐそばで見学できます。

透明な容器内でゆらゆら動きながら“鼓動”している様子がなかなかすごかった。(これは写真より、生で見る方が絶対いい)

ブラックジャックとアトムのショートムービーを見た後なので、より一層感動する気持ちがこみ上げてきました。

この時息子はポカーンと見ていたと思っていたのですが、次の日に保育園で「先生、万博でiPS心臓見たで!ブラックジャックがアトムの体に入れて生き返らせたやつ!!」と一生懸命説明していてびっくり。先生に「すごいね!もっと教えて!」と言われると、さらに詳しく誇らしげに熱く語っていました。

ちゃんとストーリーを理解してiPS細胞でできた心筋シートまで把握していたとは…

親の私が思っている以上に、子供ながらに感じ取るものがあったんだとなんだか感慨深い瞬間でした。

続いて、進んで行った先にあったのは「Wonder Earth ~あなたの知らない微生物の世界~」 という展示エリア。

ここでは土の中の様子が再現されていて、微生物たちが自然界で果たす役割を覗くことができます。

トンネルのような展示ブースに入ると、まるで自らが微生物ほどの小さな存在となり、地中視点から土壌や小さな生き物の世界を体験できるというもの。

モグラの巣やアリの行列、地面から見上げる人間の足元などが、巨大スケールでリアルに再現されています。

時々、雷鳴と共に大雨が降ってきたり(音と映像のみで実際には濡れません)、猫がやってきてこちら側をのぞき込んできたり…光や音を使った演出が随所で入り、臨場感もあって面白い。

ちょっとしたアトラクションのような感じで、息子も大はしゃぎ。

息子は虫や生き物が大好きなので、土の中の微生物にも興味津々でとても喜んで観察していました。

息子が大興奮であまりにも長く滞在するので、ゲストが周りに誰もいなくなって私たち家族だけになるタイミングも何度かありました。

そんな時、スタッフの方が声をかけてくださり、「よろしければ今人が少ないので、家族写真をお撮りしましょうか?」とまで言われたほど…(笑)

お言葉に甘えて撮影していただいたのも良い記念になります。

本当に、スタッフみなさんいい方ばかりでホスピタリティがすごい。

こちらはクマムシのオブジェ。等身大ではなく、実際の何倍もの大きさに巨大化されております。

クマムシは肉眼では見えないほど小さな生物ですが、 その驚異的な生命力から「世界最強生物」と呼ばれています。

どれくらい最強なのかと言うと、約150℃の高温から、-272℃(絶対零度近く)の低温でも耐えることができるほどの生存能力があるんだとか。

わからないことがあったら近くのスタッフの方がなんでも教えてくれるので、息子と一緒に私もいい勉強になります。

目だけでなく五感を使って微生物の日常を感じ取ることができ、子供の知的好奇心を刺激する、すごく良い体験でした。

続いてやってきたのはリモート手術室。

「未来の医療 ~リモート操作による空飛ぶ手術室~」という展示です。

大林組が開発する『オペルミ』という照明機能を持たせた手術室で、「空飛ぶ手術室」による遠隔治療のコンセプトの展示です。

これぞ「未来の医療」という感じがする。

山間部や離島のような僻地でも最先端の治療が受けられる時代がそのうちくるのでしょうか…すごい!

こころ・きずなゾーン

最後は「こころ・きずなゾーン」にある映像の演出。

自然とテクノロジーが共生し、人々が思いやりの心でつながる、真に豊かな世界「NATUREVERSE」のショーが見られます。

技術的には約2m四方の巨大LEDキューブが動き、未来社会をテーマにした映像が投影されるというもの。

ネオアトム(iPS心臓を搭載し、寿命を持つ存在として生まれ変わったアトム)とブラックジャックが登場し、自然とテクノロジーの調和や未来社会に必要なものを問いかけるというストーリーになっています。

これはただただ綺麗でした。

パソナパビリオンで生まれた独自の設定の「ネオアトム」という存在もなかなか素敵です。

以上、かなり見ごたえがあったパソナパビリオンでした!

5歳の子供には少し早いかもなぁ~という思いで足を踏み入れましたが、入ってみると意外と興味津々な我が家の5歳児でした。

特に微生物コーナーでは大興奮しまくりで、あまりのテンションの上がり具合にスタッフの方も大笑い(笑)

パビリオン内のスタッフのみなさま、小さな子どもでもわかるように優しく親切に色々なことを教えて下さり、本当に感謝です。

最後に出口のところにあったパビリオンのスタンプもしっかりゲットしました。

アンモナイトとアトムが可愛らしくてほっこりするスタンプです。

最後の最後までワクワクと感動を与えてくれる、これぞ万博!という、素敵なパビリオンでした。

まとめ

PASONA NATUREVERSEでは、先端技術・医療・食・環境を“いのち”というテーマで見て、触れて、体験することができました。

図鑑や絵本を見ているだけではわからないことも、動く映像や実物を見たことで新しい発見があり、親子でとても楽しませていただきました。

漫画のキャラクターによる分かりやすい案内も効果抜群で、老若男女問わず楽しめると思うので、ぜひ大阪・関西万博に訪れた際は訪れてみてください。


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