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切なくて優しい、アニメ「夏目友人帳」の魅力

夏目友人帳というアニメはご存知でしょうか?

アニメを一言で紹介すると、主人公の夏目貴志という高校生と、彼を取り巻く妖怪たちの話なんですが、ただの妖怪バトルストーリーと思ったら大間違い。

妖怪バトルと言うよりは繊細で美しい世界観で人間ドラマが描かれていて、大人でも楽しめる素敵な作品なんです。

夏目友人帳のシリーズ

2022年現在で放送されている夏目友人帳のテレビアニメシリーズは以下の通り。

シリーズ タイトル 話数
第1期 夏目友人帳 全13話
第2期 続 夏目友人帳 全13話
第3期 夏目友人帳 参 全13話
第4期 夏目友人帳 肆 全13話
第5期 夏目友人帳 伍 全11話
第6期 夏目友人帳 陸 全11話

その他にもOVA版や劇場版「夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~」や「石起こしと怪しき訪問者」などがあります。

これだけの作品が長きにわたって公開されているというのが、人気を物語っていますね。

そんな夏目友人帳の魅力をご紹介したいと思います。

夏目友人帳の魅力

主人公の声、空気感が絶妙

主人公の夏目くんは孤独な過去の経験が影響してか、周囲に対して自ら距離を置いてしまうタイプ。

一見大人しく見えますが実は情に厚く、人間のみならず妖怪にも強く感情移入するところがあり、優しさの奥には強さも秘めています。

本人は周りに心配をかけないために平穏に過ごそうと心がけているのですが、なぜかいつも妖(あやかし)を引き寄せてしまう夏目くん。

そして結局は自ら危険を冒してまで肩入れしてしまうところに見てるこっちも毎回ヒヤヒヤしてしまいます。

声を担当しているのは声優の神谷浩史さんで、繊細で儚げで、それでいて強さもある夏目くんにぴったりマッチしています。

神谷さん演じる夏目くんの声や間合いは本当に絶妙で、セリフ以外の余白の部分から複雑な心の葛藤が伝わってくるので、自然と物語に引き込まれていく魅力があります。

ニャンコ先生のギャップ

こんなふうに言えば怒られそうですが、どちらかと言えばぶさかわなジャンルに入るニャンコ先生。

猫なのにお酒を飲んだりつまみを食べてばかりいたり、中身は完全に普通のおじさんです…。

ですがそれは仮の姿で、夏目くんがピンチの時には本来の斑(まだら)という姿に変身するのです。

しかもその変身した姿になるとものすごく強くて、突然現れるヒーローのようなカッコ良さがあります。

ぶさかわ猫、おやじ、ヒーロー、どれが一番いいとかではなく、そのギャップがニャンコ先生の一番の魅力ではないでしょうか。

アニメの中では「たぬきだるま」とか、「大福ねこ」とか、色々なあだ名で呼ばれています。

 

奥深い人間ドラマ

物語では妖怪ばかりが注目されるのではなく、夏目くんを通して周囲の人々の優しさを垣間見ることができます

両親を亡くした夏目くんは、普通の人には見えない妖(あやかし)が見えるせいで、今まで人から「嘘つき」や「気味悪い」などと嫌がられて何度も家を転々としてきました。

色々な巡り合わせがあり現在の居候先である藤原家に来たことで初めて本当の子供のように大切にされ、居場所というものを手に入れたのです。

温かく迎え入れてくれたお母さん的存在の藤原塔子は、夏目くんに不思議な能力があることに薄々気が付いてはいるのですが、深く追及せずに無償の愛を捧げてくれています。

夏目くんはまだ壁を感じているのか今は「塔子さん」と呼んでいますが、いつか彼女のことを「お母さん」と呼ぶ日がきてほしいと個人的に思います。

また、新しくできた友達もたくさんいて、やっとできた心から安心して過ごせる場所で、少しずつ夏目くんの成長を感じ取ることができます。

藤原家や友達にスポットが当たるエピソードが時々出てくるのですが、どれも優しさと愛で溢れていて本当に感動する内容になっています。

 

美しいのどかな風景

物語の舞台設定は山や森が辺りにたくさんある自然豊かな田舎町です。

実は作者である緑川ゆきさんの出身地である熊本県人吉市がモデルとされていて、実際にある神社や橋などの風景が多く登場します。

昔からある場所も多く、いつどこから妖怪がでてきてもおかしくない雰囲気ですが、かと言って不気味な感じは全くなくアニメでは移り変わる四季と共にノスタルジックに美しく表現されています。

「夏目友人帳」というタイトルと「妖怪」というワードで、なんとなく私は毎年夏になると観たくなるのですが、アニメでは春も秋も冬も風景が美しく描かれているので、結局どの季節でも情緒があって見入ってしまいます。

曲が染み入る

シリーズによってテーマ曲が変わるのですが、初めて聞く曲でもなぜかどこか懐かしいメロディーで、夏目友人帳の世界観にぴったり合っています。

夏目友人帳のテーマ曲一覧

シリーズ OP曲 ED曲
第1期 喜多修平「一斉の声」 中孝介「夏夕空」
第2期 LONG SHOT PARTY「あの日タイムマシン」 高鈴「愛してる」
第3期 HOW MERRY MARRY「僕にできること」 中孝介「君ノカケラ feat 宮本笑里」
第4期 ひいらぎ「今、このとき。」 河野マリナ「たからもの」
第5期 ササノマリイ「タカラバコ」 Aimer「茜さす」
第6期 佐香 智久「フローリア」 安田レイ「きみのうた」
劇場版「うつせみに結ぶ」 Uru「remember 」
劇場版「石起こしと怪しき来訪者」 Anly「星瞬~Star Wink~」

特に各エンディング曲は、切なくて心に染みる話が終わった後で優しくふっと自然に入り込んでくるので、ストーリーの余韻にひたりながらラストを迎えることができます。

最後まで夏目友人帳という世界観を大切にしている制作側のこだわりを感じます。

肩の力を抜いて見るのがいい

妖怪アニメと言っても、毎回激しいバトルをするわけではなく、どちらかといえばヒューマンドラマを見ているかのような気分になる夏目友人帳。

1話見てハマると言うより、なんとなく見ているとジワジワのめり込んでいく感じではないでしょうか。

大筋のストーリー展開はあるのですが、基本的には1話ごとに完結することが多いので、何話から観ても楽しめる作品だと思います。

もしまだご存知なくて、興味が出てきたなら、是非ご覧になってみてください。

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