
先日、ONE OK ROCKのDETOXジャパンツアーに行ってきました。
参戦したのはツアー終盤の大阪公演。
久しぶりに全身でONE OK ROCKを浴びるライブはもう最高の体感で、あっという間に時間が過ぎ去ってしまいました。
スタジアム規模のツアーということで恐らくバンドとしてもかなり気合が入っていたことでしょう。
さいっっっこうに幸せな時間を過ごすことができましたので、熱の冷めないうちに感想をまとめていきたいと思います。
DETOX JAPAN TOUR 2025 概要

デトックスツアーの日本での公演は全国4都市で7公演の開催。
日程はざっと以下の通りになります。
8/16(土)クラサスドーム大分
8/17(日)クラサスドーム大分
8/30(土)日産スタジアム(神奈川)
8/31(日)日産スタジアム(神奈川)
9/6(土)札幌ドーム(北海道)
9/13(土)ヤンマースタジアム長居(大阪)←参戦!!
9/14(日)ヤンマースタジアム長居(大阪)
今回は、大阪で開催された、ヤンマースタジアム長居公演1日目の感想になります。
もちろん感じ方は人それぞれだと思いますので、私が書いていることが全てではありません。
一個人の体験レポということで、完全に独断と偏見で書いていきたいと思います!
2025年9月13日(土)デトックスジャパンツアー大阪公演参戦レポ

今回のライブは私の他に5歳の息子と夫とその友人、計4人での参戦。
息子と私は去年の9月に「PREMONITION WORLD TOUR」の高雄(台湾)公演に参戦して以来のライブでございます。
この日の公演の開演時刻は17時半。
私たちは少し早めの12時頃に現地に到着しました。
当日の会場の雰囲気
この日のために設置されたONE OK ROCKロゴの旗。

めちゃくちゃ渋くてかっこいい!グッズとして販売されていたら購入したいくらいでした。
ヤンマースタジアムにはもうすでにたくさんの人が集まってきています。

スタジアム規模の会場ということもあり、ファンの熱量も高く盛り上がっているという印象。
かなりの混雑が予想されるため、交通・混雑対策も意識された案内が出ていました。

ライブ前日、下見に来た時に撮影
9月に入ったとは言え、まだまだ暑く感じます。
お天気はほんのり曇り空ですが、晴天だったらさらに気温がやばかっただろうな~。
グッズ購入は整理券で
グッズに関しては、事前に抽選で整理券が配布されており、比較的スムーズに購入できました。

長蛇の列に並ぶ必要もなく、自分の順番になったらスマホでわかるので、案内がきたら並びに行くという感じ。
物販ブースにはレジもたくさんあり、すぐに順番が回ってきて購入できました。

グッズと言えば今回ファンの間でかなり話題になっていたのがアサヒスーパードライとコラボしたタンブラー。
タンブラーに関しては通常の物販ブースではなく、スーパードライの特設ブースまで行く必要があります。
大人気過ぎてタンブラーはもうお昼過ぎには完売していました。私は出遅れてしまって買えず…残念。

一体みんな何時から来て並んでいるんだろう…?
そのあとはチケットトラブルがある人のための特設ブース「チケット不備対応窓口」まで行くことに。

同行者である5歳の息子が、スマホを持っていなくてデジタルチケットの分配ができていないためです。
付近には私と同じように子連れの方がいらっしゃったり、最近スマホを機種変更したため分配チケットが消えてしまった等の理由で並ばれている方がいらっしゃいました。
身分証を見せたりして無事に手続きを済ませてもらい、紙チケットをゲット。

頂いたのはアナログな紙チケットですが、ある意味いい記念になったようで嬉しいです。
いたるところで盛り上がっているファンイベント
今回は初めて横断幕イベントにも参加してみることに。

集まっている場所に到着したらすでにたくさんの人たちが横断幕に寄せ書きをしていました。
息子も最近覚えたひらがなで応戦してみることに。
「Takaへのお手紙、なんでも好きなことを書いてごらん!」と言ってみたところ…

書いていたのはこんなメッセージでした。
(たかだいすき)

なんとも斬新な書き方…!!(笑)
でもまぁ自分で最後まで書ききったのでよしとしましょう!
また、別の場所では海外の方の横断幕スペースもできていました。

オリジナルのぬいぐるみも作っていたりと、本気度もすごい!

台湾から来られている方たちが、現地のお菓子や自作ステッカーをプレゼントしてくださったり…サービス精神も半端ない。
私たちは去年台湾(高雄)公演にも行ったので、その時の話にもなって盛り上がりました。

国境を越えたつながりを作ってくれるワンオクロックは本当にすごい。
改めて、海外でキャリアをコツコツと積み重ねてきた彼らに感謝した瞬間でした。
開場時刻が近づくにつれて混雑度はマシマシに!
さて、開演時刻が近づいてきたのでいよいよスタジアムの中へ入るとしましょう。
昼間からすでにたくさんの人がいましたが、この時刻に合わせてやってくる人もたくさんいるため、会場は大混雑に。

歩くスピードは強制的にゆっくりになり、少しずつ前に進んでいきようやくスタジアムの入り口に。
ここから先は撮影禁止となります。

公式では16時半開場の17時半開演予定でしたが、17時半になっても普通に会場内で人が出入りしまくっているし、座席の空席もまだまだ目立っている。
本当にこんなのでスタートできるのか…?と思っていたら、しっかりと開演が遅れていた(笑)
いよいよ開幕!大阪公演2日目のライブレポ

18時が近づいたころにステージにライトが照らされました。
いよいよ始まるという雰囲気に包まれて、会場からは歓声が上がりました。
DETOXマークのフラッグがスクリーンに投影され、今回のライブのコンセプトを語るナレーションが始まります。
今回のライブで伝えたいメッセージ
冒頭、ナレーションと共にスクリーン映像が流れてきました。
「ONE OK ROCKは気づきます。平和でない国があったから、平和な国があったのだと。」
紛争がやまない世界、AIに蝕まれつつある世界などが映像と音声で表現され、それでも平和を願って、人として今何ができるかということを考えさせられる、そんな内容のオープニングでした。
「知らないことがあると知ること」
「平和は混沌があってこそ成り立つ」
色々なものに毒された世界をDETOX(解毒)するという強いテーマを感じ取るとともに、その先にある「平和」や「未来」についても考えた瞬間でありました。
昔のONE OK ROCKの青臭いロックなイメージとは少しずつ変わってきていて、より哲学的に、政治や世の中に対するアンチテーゼを表現する傾向が増えてきたと思います。
それでも、いつの時代も、音楽を通して人々に何かを伝える、彼はこれを使命としているのだということは一貫しているとも感じました。
9/13(土)大阪公演1日目のライブ構成(セットリスト)
具体的な曲順はというと以下の通り。
1. Puppets Can't Control You
2. Save Yourself
3. Make It Out Alive
4. Cry Out
5. NASTY
6. Living Dolls
7. Party's Over
8. Tiny Pieces
9. This Can't Be Us / with Osamu Fukuzawa
10. Renegades (Piano Ver.) / with Osamu Fukuzawa
11. 旋律と結晶 / TENBLANK× ONE OK ROCK(instrumental)
12. C.U.R.I.O.S.I.T.Y13. Mighty Long Fall
14. The Beginning
15. Delusion:All
16. Dystopia
17. Tropical Therapy
18. The Pilot</3(アンコール)
19. Stand Out Fit In
20. +Matter
21. キミシダイ列車 / feat. KENTA from WANIMA & 佐藤健
22. We Are
序盤はアルバム『DETOX』の楽曲を中心に攻めた感じに、中盤~後半では代表曲を織り交ぜながら盛り上げるという流れでした。
特に後半ではサプライズでスペシャルゲストも登場するなど、かなり大盛り上がりな展開になりました。
出だしから衝撃的にかっこいい!
まず最初は「Puppets Can't Control You」の曲でスタート。
個人的にこの曲の始まり方がかっこよくて大好きな私。
ドラマの主題歌としても使われていて、シリアスなシーンでかかる緊張感のあるイントロと、出だしの切れ味のある声とメッセージが強くてかなりしびれます。
今回のツアーで、ライブの始まりはこの曲がいいなぁ…と密かにセトリ予想していたので、的中してすごく嬉しい!
楽しみにしていた期待と、渋い歌いだしですでに大興奮なのですが、Takaの歌声がいきなりのびることのびること。
ライブの開幕とともに「Takaの声、キレッキレやん!!!」と一人で拍手喝采してました(笑)
正直、この日に至るまでTakaは足の指の骨を折るというアクシデント(少し前の日産公演での話)があり、ファンとしてもかなり不安な気持ちでいました。
でもそんな不安を一瞬で打ち消すくらい、素晴らしい歌声がスタジアムに鳴り響いていています。
足の負傷のせいでステージで走り回ることができない分、声のコンディションを整えることに全振りして、最大限のパフォーマンスができるように万全の体勢を取ってきてくれたのかもしれない。
私の不安は当日のTakaの声を聴けば聴くほどなくなっていき、序盤から「あ~耳が幸せっ!」という気持ちで大興奮でした。
そこからは畳み掛けるように盛り上がる曲が続きます。
Renegadesはピアノバージョンでしっとり&ゲストも参加
通常は迫力のある演奏で力強い印象のあるRenegadesですが、今回はOsamu Fukuzawaさんが演奏者として加わりピアノバージョンに。
美しいピアノの旋律に乗せて、Takaも繊細にしっとりと歌い上げていました。
うっとりするメロディでなかなか良い感じですが、個人的には激しめのRenegadesの方が好みかもしれません。
Renegades=反逆者という意味もあり、どちらかというと力強くガンガンパフォーマンスする方が反旗を翻すという感じでマッチしている気がするので…。
ただ、今回はTakaが足を負傷してしまっていて、この繊細なメロディが妙にマッチしているようにも感じます。
キングダムのように大軍を率いて遺憾なくパワーを発揮するのではなく、片足で少し足取りもおぼつかず、静かに立ち向かう…そんなRenegadesもグッときて素敵でした。
万全ではないけど、全力は出せないけど、伝えたいメッセージはあるよ!なんだかそんな風に感じることもできる、これもTakaの歌の表現力のすごさなのかも実感したひとときでした。
大阪公演だけのサプライズ演出が発生
ライブの中盤にさしかかり、Takaからスペシャルゲストが来ているとの発言。
誰かが来てくれるというのは事前に公表されていたのですが…
なんと…
佐藤健がTENBLANKとして登場。

これには会場も大盛り上がりでした。
事前に誰がゲストで来るのかファンの間でも予想合戦が盛り上がっていて、実は冗談半分、本気半分で「佐藤健」と予想していた私。
予想的中というよりは、予想を大幅に超えてTENBLANKのグループとしてきてくれたことに大興奮でした。
私はドラマをまだ見ていなかったんですが、この時に歌われていた「旋律と結晶」という曲がすごく好きになったので、是非ドラマの方も見てみたいなと思います。
この時だけは撮影オッケーの許可がでたので、ここぞとばかりに撮影しました♪
C.U.R.I.O.S.I.T.YでToruがラップ参戦
本来ならCHICO CARLITOがラップをするところ、大阪公演ではどうなるの?と噂されていたこの曲。
今回はなんとToruがマイクを持って参戦。
予想外すぎて、ラップが始まった瞬間、驚きを通り越して大爆笑してしまいました。
今回はゲスト本人登場なしか…と思っていたらこの展開で、見事にしてやられたという感じです。
そう言えばToruは昔ヒップホップグループとして活動していただけあり、ラップもお手の物という感じ。
以前もライブで急遽ラップを披露していたことがありましたが、今回は照明などの演出も加わり、バチバチに決めていてとてもかっこよかったです。
Takaの歌声以外でも見せ場がたっぷりある、ワンオクロックというバンドに改めて魅力を感じたパフォーマンスでした。
Takaの美声が鳴り響く爽快なDystopia!
ここ最近で一番好きな曲(の一つ)がDystopiaである私。
生歌で聴けるのが本当に嬉しくて、Takaの歌声をかみしめていました。
「ディストピア~!」というフレーズでスーッと伸びる、張りのあるハイトーンボイスが聴いていて心地いい。
ディストピアの意味はユートピア(理想郷)の反対の意味で、直訳すると「暗黒世界」などという意味が出てきたりもします。
一見悲壮感漂うタイトルなのですが、なぜかこの曲の場合音楽が鳴り出すととても軽快な感じ。
いいことばかりじゃないけど、未来は悪くはない、なんだかそんな感じで前向きになれるようにも感じます。
PVにあるような、メンバーがロボットになっている風で電流が走っているような演出もあり、すごい!
「失うものも行くあてもない〜♪」
と言うフレーズが特に好きなんですが、この日のライブでここで客席にマイクが向けられて最高に気持ちよく歌わせて頂きました(笑)
アンコールではオーケストラ編成あり、ゲスト追加出演あり
アンコールの冒頭でオーケストラ演奏の演出があったのですが、これもすごかった!
以前オーケストラライブがあった時(2018年)は、惜しくもチケットを手に入れることができなかったので、今回ここで聴くことができて本当に良かったです。
さらに最後にはWANIMAのKENTAが登場するというサプライズが加わり、最終的には再び佐藤健が登場してみんなでキミシダイ列車を大合唱。
アーティストとして仲間でもあり、仲良しの友達同士でもあり、みんなでワイワイと盛り上がっていました。
Takaもこの時ばかりは、緊張感がほどけたような雰囲気があり自然体な姿が見れたのでファンとしても非常に良かったです。
最後に大団円という感じで、賑やかに和やかに無事エンディングとなりました。
ライブ感想まとめ

とにかく最初から最後まで内容が盛りだくさんで楽しいライブでした。
セトリも個人的にはバランスが取れていてとてもよかったと感じています。
今日にいたるまで、DETOXのアルバムを聴きこんだり、ライブのセトリ予想をしたり、どんな服装で行くか考えたり、どのグッズを買うのか悩んだり、ライブももちろんですがライブの日を迎えるまでの「準備期間」そのものがとても楽しかった。
ONE OK ROCKという存在のおかげで、人生にときめきが増えて何気ない日常が彩られていくのを感じます。
そんな楽しい準備期間を約数か月間楽しんだあとの集大成として、このライブは本当に盛大な締めくくりとなったのでした。
今回のライブのおかげで健康的にデトックスすることができ、さらに明日への活力までもらってすがすがしい気分で終了。
ありがとうワンオクロック。
また次のライブまで頑張るぞ。
