このたび、American Tourister(アメリカンツーリスター)というブランドのスーツケースを新しく購入しました。
家族で海外旅行に行く際に使用してみたところ、ものすごく使いやすくて便利だったので詳細をレポートしてみたいと思います。
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American Tourister(アメリカンツーリスター)とは?
1933年創業のアメリカンツーリスターは、サムソナイトに続く世界2位のシェアを誇る老舗のスーツケースメーカー。
実はサムソナイトの傘下に入っていて、いわばサムソナイトの弟分的な感じだそうな。(今回購入時に知った)
「スーツケースと言えばサムソナイト!」となんとなくベタなイメージはあったものの、今回探しているのは大容量のスーツケース。
100Lほどの容量になると値段もかなり高額になってくるので、サムソナイトより少しカジュアル路線なアメリカンツーリスターのスーツケースを購入した次第であります。
購入したのはCurio(キュリオ)・スピナー75 EXP
今回私が購入したスーツケースはアメリカンツーリスターの「キュリオ」というもの。
「スピナー75」という98Lの大容量タイプで、海外旅行や1週間以上の旅行に適しています。
98Lなのにスピナー75なの…?という感じですが、スーツケースの高さが75cmなのでここからとった数字ということでしょう。
ここがすごいよキュリオのスーツケース
実は使ってみてわかったのですが、このスーツケースが秘めるポテンシャルは想像以上にすごかった。
もう、他のスーツケースには後戻りできなくなるかもしれないので、今現在ちょっと不便なスーツケースを使用している方はこの先閲覧注意です(笑)
ブックオープニング機能が便利すぎる
個人的に、このスーツケースの最大の特徴であり最高のポイントであると感じたのが、ブックオープニング機能…つまり、フロントオープン的な機能です。
一般的なスーツケースって、真ん中からパカっと両開きとなるのが多いと思うんですが。
例えば、今まで使っていたMサイズのスーツケースがこちら。
片方ずつが浅く、両面に入れられるというよくあるタイプ。
ぱっと見て何がどこにあるのかすぐにわかるところは便利なのですが、荷物の出し入れをするたびにガバッと広げる必要があるんですよね…。
空港で荷物の詰め替えをする時などには周囲の皆様にスーツケースの中身をおっぴろげ〜にしちゃうという、ちょっと恥ずかしい難点もあります。
それに比べてこのキュリオのスーツケースの開閉時はこう。
蓋を開け閉めするだけ。超簡単で楽。
コンパクトに出し入れできるので、狭い場所でも使いやすいのです。
フロントオープンになるので、その分荷物を入れる部分には深さがあるという感じ。
滞在先のホテルが狭くてスーツケースが広げにくい場合でも難なく開けられます。
また、滞在先のホテルが狭くなくてもまず我が家が狭いので(笑)、自宅で荷造りをする時にも場所を取らないのがかなり便利!
これより小さいはずのMサイズのスーツケースを広げた時の方が場所を取っているくらい。並べると一目瞭然ですね。
旅行前の数日間はとりあえずスーツケースを出しっぱなしにして蓋だけ開けておき、「あ、あれも入れとこう」と気付いたときに荷物をポンポン追加していくだけなので荷造りが楽です。
スーツケースが両開きだと開けるのになんとなく気合いがいるというか、億劫になってしまうというか…「次、スーツケースを開けた時にアレを入れてアレを抜いてアレをこうして…」などと、一気に作業をまとめがちに(笑)
私のようなズボラ人間にはパッとあけてパッと荷物の入れ替えができるこの機能がほんっとうに最高です。
細かなポイントを言うと蓋部分はこんな風にベルトで固定することができます。
ベルトは調整できるので角度も自由自在に。老舗ブランドは仕事ができすぎますね。まぁズボラ人間なので角度を調整することはないと思いますが(笑)
ちなみに先日過ごした香港のホテルでもずっとこんな感じで開きっぱなしでした(笑)
もうこの開閉時の手間をお金で買っていると思ってもいいくらい一番ありがたい機能であります。
とにかく大容量
キュリオシリーズにはいくつかサイズ展開がありますが、今回私が購入したのは一番大きな「スピナー75」というもの。
サイズで言うと高さ×幅×奥行きが75×50×33cmです。
容量は98Lありますが、本当に無駄なく作られているので他社の同じくらいの容量のものと売り場で実際に見比べても、割と収容部分が広めに感じました。
両開きではない分深さがあるので、悪く言えば荷物を探し出すのが少し大変かもしれません。
私はいつも小分け収納袋を使ってパッキングするので、このデメリットはあまり気になりません。
一応こんな感じで固定ベルトがあるので、荷物のこぼれ落ちは防げると思います。
スーツケースの深さがあることで、厚みのある荷物を入れることができるので逆に便利だったりします。
例えば最近何気に流行っているタビトラの収納ケース。
衣服をたくさん入れてしまうと結構厚みが出るのですが、あっさりと中に納まりました。(両開きのスーツケースだと入れにくかった)
タビトラの収納ケースは旅先で簡単に吊り下げ収納ができてすごく重宝します。
特に、待ったなしの幼児の荷物をまとめておくには超便利。
タビトラの製品は安い割りに素材もしっかりしていて頑丈なので、かなりイチオシのアイテムです。
さて、スーツケースの話に戻りますが、大容量というポイントは、これだけではありません。
元々98Lもあってすごいのですが、拡張機能があってなんとさらにサイズアップするのです!
【通常時】
サイズ:75×50×33cm
容量:98L
↓
【拡張時】
サイズ:75×50×38cm
容量:114L
真ん中のファスナーを開けると拡張するシステムで、拡張時のサイズは幅が5cmアップ、容量は6Lもアップ。
旅行中にお土産を買いすぎて荷物がパンパンになるというあるあるなシチュエーションにも対応できる、ありがたすぎる機能であります。
ちなみに、私が先日利用したピーチの国際線はスーツケースのサイズ規定が以下の通り。
ピーチ
高さ/横幅/奥行の3辺の和、203cmまで
拡張時の3辺の和は163cmですが問題なく預けることができます。
ただし、ANAの国際線ではサイズ規定がこうなります。
ANA
3辺(縦・横・高さ)の合計が158cm以内
つまり、ANAの場合だと拡張時はサイズオーバーとなってしまって預けることができません。
通常時の3辺の和は158cmで規定内なので問題なし。
このように、航空会社ごとの規定に合わせて使い方というか仕様を変更できるところも素晴らしい。
※航空会社によって預け荷物のサイズ規定が異なってくるので、必ず事前に確認しておきましょう。
スーツケースそのものが軽い
キュリオのスーツケースはこれだけ大容量なのに、軽い。
本体重量はメーカー公式によると約4.2kgらしい。
まぁスーツケース本体の重さなんて普段考えたことがないので相場がわからなかったのですが、今回スーツケース探しをするにあたって、いくつか店舗を回って実際に見てきてわかりました。
4.2kgはものすごく軽いんだということが。
合計4店舗でサイズ・予算・機能面でめぼしいスーツケースをチェックしてきましたが、納得できるスーツケースの中で一番軽かったのがこのアメリカンツーリスターのスーツケースです。
最終候補だった無印良品のスーツケース(105L)もいいなと思ったのですが、こちらは本体重量が5.1kgでした。
特に今回利用したピーチの国際線は、荷物の重量が20kgまでと割と厳しくなっているので、本体で1kg近くの差があるのはでかいです。
大容量な分、荷物をポンポン入れていくとあっという間に重くなってしまいますからね…。
声を大にしていいたい。
スーツケースは軽さが命!軽いのは正義!以上!
ちなみに、実際に家で本体の重さを測ってみるとこんな感じでした。
誤差あるんかい!(笑)
…まぁ当然と言えば当然か。
必ずしもメーカー公式の数値とは限らないし、計測器の精度の問題も影響している可能性もありすしね。
今までは小さめのスーツケースだったので重量を気にすることはあまりありませんでしたが、今回大きなスーツケースを購入するにあたって、デジタルスケールも買ってみたところすごく便利でした。
荷造りをしてから参考程度で事前に測っておくと、空港で慌てて荷物の調整をしなくていいので役立つと思います。
ファスナー付きの小物収納が便利
このスーツケースでフロントオープンであることの次くらいに個人的に気に入っているのが、こちらの小物収納。
蓋の部分に、収納ポケットが3つついています。
中サイズのポケットが2つと、大サイズのポケットが1つ。
このサイズ感が本当にちょうどいい。
大きなポケットには旅行中にどんどんたまっていく書類やパンフレット類を入れたり。
中ポケットにはちょっとした道具やすぐに出し入れしたい物を入れておくのに便利。
マチもあるので結構しっかり入るところも使いやすくてお気に入りです。
ポケットにぎゅうぎゅうに物を入れていても、意外とファスナーは余裕で閉まります。
キャスターの音が静か
これは夫が言っていたことなのですが、キュリオのスーツケースはキャスターの走行音がものすごく静かです。
アスファルトの上をゴロゴロと押している時に音が静かだと喜んでいました。
私は今まであまりキャスターの音を気にしたことはなかったのですが(←気にしろ)、旅行ってつい朝が早くなったり夜遅くなったり、ご近所迷惑な時間帯に動くこともありますからね。
音が静かなのは結構大事なことだったなと再確認。
タイヤもスムーズに回り機動性もよく、この辺は老舗ブランドの底力が発揮されているんだと思います。
サスペンションやら専門的なことは詳しくないので多くを語りませんが、女性の私でも扱いやすくてすごく押しやすいということは確かです(笑)
安心のTSAナンバーロック
アメリカンツーリスターのスーツケースなので、サムソナイト製品の一般的なTSAロックが採用されています。
TSAロックとは
TSAロックはアメリカ運輸保安局 TSA(Transportation Security Administration)によって認可・容認されたロックで、セキュリティチェックが最も厳しいアメリカであっても、カギをかけたまま航空会社に預けることができるロックのこと。
TSAロック自体は今や当たり前の時代だと思いますが、もう一方のナンバーロックがかなり便利。
今まで、鍵付きのスーツケースを使っていたので開け閉めする時に鍵を出さないといけなかったり、「スーツケースの鍵をなくしてはいけない」というプレッシャーが常にありましたが、そのストレスから解放されました。
鍵付きでもめちゃくちゃ不便だとまでは感じていなかったものの、ナンバーロックになってみると、やはりその便利さを実感。
数字を合わせるだけで施錠できるというのは本当にノーストレスです。
ロックするナンバーは好きな数字で設定できるし、いつでもリセットできるので使い方も簡単です。
まとめ
素材が頑丈だとか、サムソナイトの保証が手厚いだとか、いい点は他にも色々ありますが私が気に入っているのは今回挙げた点が大きいです。
今購入を悩まれている方には、是非おすすめですよと背中を押して差し上げたい気持ちでいっぱいです。
ネットでも買えますが、慎重派の方は実際に店舗で手にとってみてもいいかもしれませんね。
私は急いでいたので店舗で定価の38,500円で買いましたが、ネットの方がポイントがついたり、割引価格になっていることがあるのでお得かもしれません。
カラーバリエーションもたくさんあって、派手めな色も可愛いです。(我が家は夫も使うので黒にしました)