タイ北部の都市チェンマイに行った際に、「タイガーキングダム」という人気観光スポットに行ってきました。
赤ちゃんトラから大きなトラまで、日本ではありえないレベルで触れ合いがてきるので、体験した時の様子をレポートしてみたいと思います。
Contents
触れ合いができすぎる!まさにトラの王国「タイガーキングダム」
タイガーキングダムの最大の売りは、園内のトラと超至近距離で触れ合えること。
人間が自ら大きな檻の中に入ってトラと一緒に戯れたり、写真を撮ったりすることができるんです。
トラとゼロ距離で触れ合うのは危なくない?
タイガーキングダムのトラたちは鎖で繋がれているわけでもなく、一応は大きな檻の中に入ってはいますがその中で言ったら放し飼い状態。
人間が安易に近づくと興奮させてしまったり怒って噛みついたりするんじゃないかと不安にもなりますよね…。
ですがここにいるトラたちは生まれた時から人に慣れるように育てられているので、安全に触れ合って遊ぶことができると言われています。
もちろん生き物のことなので100%大丈夫だと言い切れるわけではなく、お決まりの免責事項書類へのサインは必要になりますよ。
タイガーキングダムの料金
数多くのトラを飼育管理しているだけあって、触れ合いを楽しむにはお値段は少々お高めです。
トラと一緒に写真を撮るなら、日本円で言うと数千円〜1万円程度の予算を用意しておいた方が良いかもしれません。
触れ合うトラのサイズによって料金が異なり、複数のトラと触れ合うパッケージ料金なども存在するためお値段は人によってかなり差があります。
トラのサイズをすぐに決められない、または触れ合うのがこわいと言う場合は、とりあえず入園料だけを払って中を見学する方法も取れます。
私たちはこの方法で一旦中を見学して、後から触れ合いチケットを購入する流れとなりました。
一部のトラとの触れ合いは身長制限があるので注意!
一部のトラには身長や年齢の制限が加わってくるので子ども連れの方や背の低い方は要注意。
例えば小型のトラは身長150cm・年齢16歳以上、中型や大型のトラなら身長160cm ・年齢17歳以上などの条件があります。
生まれたばかりの赤ちゃんトラと、小さなトラ(生後3か月までのsmallestサイズ)の触れ合いには何も制限がありませんでした。
ちなみに私の身長はジャスト160cmですが、特に身長を計測されることもなくどのサイズもオッケーだったので、多少は融通がきくような気もします(笑)
赤ちゃんトラはいつもいるとは限らない!
飼育頭数が圧倒的に多いので赤ちゃんが生まれる頻度も高いですが、いつ行っても赤ちゃんトラに会えるわけではありません。
もし訪れた時に生まれたばかりの赤ちゃんがいたらかなり運がいいので、お値段が高くても触れ合い体験をする価値ありです♪
トラと遊んでみる
大型のトラ、中型のトラ、小型のトラ、赤ちゃんトラの中から自分たちが触れ合いたいサイズのトラを探しがてら見学。
檻の外から見学するのは自由なのでウロウロと散策していると、あちこちで触れ合いしている人を見かけます。
オリに雑な感じで注意書きが貼られていますが、内容を見るとちょっと怖くなってきました(笑)
園内には緑がたくさんあって、ジャングルを探検しているかのような気分で見学だけでも結構楽しかったり。
ま、ジャングルにしてはえらく綺麗で人工的なんですが…(笑)
ぐるっと園内を回った後、私は大型と小型、友人は小型のトラと触れ合うことに決めました。
受付で支払いと手続きを済ませ、簡単な説明を受けたら、いよいよ檻の中へ案内してもらうという流れに。
檻と言ってもトラがいるのはかなり広いエリアなので、広大に仕切られたゲージの中に入ると言う感じです。
小型トラとご対面
ゲージの中に入るとさっそくトラたちが近くに見えてきました。
私も友人も小型のトラを選んでいるので、2人同時に入ることができました。1人より心強い。
檻も柵もない場所で、普通にトラと同じ空間にいるのがなんだか不思議な感じ。
スタッフの人が、おもむろに笹のようなものを出してきてトラたちの前にチョロチョロ~っとちらつかせると…
あ、じゃれついてる。
スタッフもみんな笑顔で楽しそう。
完全に猫じゃらしと戯れて遊んでいる猫ちゃんみたいに…(笑)可愛い。(でも迫力がすごい。笑)
小型のトラは大体1歳までらしいので、まだまだ子どもというだけあって元気いっぱいなんでしょうね。
さて、いよいよ小トラちゃんと触れ合いさせてもらえるらしく、こっちへおいで〜とスタッフさんに誘導されました。
恐る恐る近づいてみる友人…
ぬいぐるみみたいで可愛い…!小型と言っても近くで見ると結構大きく感じます。
油断していたら突然、髪の毛に反応したのかトラさんの手が顔の近くへ…!
すかさずスタッフの方が制御すべく棒で止めにかかってくれました。
あくまでもじゃれているだけだと思うのですが、ひやりとした瞬間でした。
トラたちは終始与えられたエサに夢中という感じで、基本的に人間にはあまり興味がなさそう(笑)
さらには寝そべっている小トラちゃんのもとへ移動して、スタッフさんに指示されるがままに添い寝をしてみることに…。
トラさん、怒らないかな?と心配しながら、なんともスリリングな寝心地です。
他にも、握手をしてみたり
前足にキスをしたり
慣れてきたら結構楽しい♪
スタッフさんが「握手してごらん!」「キスしてごらん」など、ノリノリで色んな指示をくれるので、言われるがままに触れていたら恐怖感が薄れてきてすごく距離感が縮まってきました。
トラさんたちの心情的には、人間のベタベタ触る行動はかなりうざったいのでしょうか?
トラの本音はわかりませんが、「お好きにどうぞ~」という感じで終始大人しく付き合ってくれていたので感謝です。
大型トラとご対面
続いてはいよいよビッグタイガーちゃんとご対面。
動きは大人しいのですが、少し口を開いただけでかなり迫力があって腰がひけました。
「Hello!Hello~!!」と呼び掛けてみましたが、餌のようなものをなめるのに夢中で全く反応がありません(笑)
トラの体に手を置くように指示されたのでやってみたら、その瞬間にお顔がむくッとこちらを向いてわたくし、ド緊張…(笑)
緊張したのもつかの間、再びビッグタイガーちゃんはだらけモードに…。
見た目の迫力はすごいですが、実際は本当に大人しくて温厚です。
「尻尾を持ち上げてみてごらん!」と言われ、おいおい、なんてことさせてくれるんだと怯えながらもやってみる…
想像以上にスリリングな体験です。でも全く怒らないビッグタイガーちゃん。
肉きゅうも触らせてもらうことに。
トラの肉球ってどんな感じなんだろうと疑問に思っていたのですが…硬くてざらざらしてる…!!
猫の肉球とは全然違って予想外の質感に驚きました。これも貴重な経験です。
スタッフさんによると、ビッグタイガーちゃんも添い寝していいとのこと。
体が大きすぎて、添い寝というよりももたれかかるのが精いっぱいです。
トラさん枕は大きくて温かく、鼓動も感じられる最高の寝心地でした。
ちなみに友人は大型トラを選択していないので、フェンスの外から見学中。
フェンスの中ではこのような感じで触れ合い体験&写真撮影が行われているのでした。
赤ちゃんトラの見学
続いては赤ちゃんトラを見に行ってみることに。
私たちは赤ちゃんトラのチケットを購入していないため触れ合うことができませんが、外からの見学は自由です。
エリアに近づいてみると…なんとも愛らしいベイビータイガーちゃんを発見…♪
みんなの足に体をこすりつけて甘えながら歩いて行く姿はもう猫そのもの…
もしかしてわかっててわざとやってる!?と言うくらい、けしからん可愛さと愛嬌を全身から解き放っていました…(笑)
触れ合っている方はみんなとろけるような笑顔になり、メロメロに…(笑)
トラに触りたいけど大きいのは抵抗があると言う方にもおすすめだと思います。
とにかく可愛くて、見ているだけでも十分癒される微笑ましい光景でした♪
タイガーキングダムの滞在時間は?
タイガーキングダムのトラたちは、一回の触れ合い時間が写真撮影も含めて目安約10分〜15分ほどに設定されています。
様々なサイズのトラたちと複数回触れ合い体験をしたとしても、全体で2〜3時間もあれば楽しめると思います。
まとめ、感想
タイガーキングダムのトラたちは、可愛くて大人しくてまるで大きな猫ちゃんのようでした。
最初は少し恐怖感があるかもしれませんが、慣れてきたら緊張感も解けて触れ合いが本当に楽しくなります。
日本ではできない貴重な体験ができるので、チャンスがあれば是非行ってみてほしいおすすめ穴場スポットだと思います。
都市部から少し離れている場所にあるため、可能ならツアーなどをつかった方が快適にアクセスできるかもしれません。