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子育て

「息子のトリセツ」に学ぶ、脳科学に基づいた男の子の育て方

こんにちは。花子です。

最近、「息子のトリセツ」という本を読みました。

人工知能の研究者である黒川伊保子さんが書いた本で、読めば脳科学に基づいた男の子の育て方を知ることができます

男の子の脳には、母の知らない秘密がいっぱい。それがわかれば、子育ては格段に楽になる。楽しくなる。

私が個人的に「なるほどな~」と思ったことを、いくつか抜粋してまとめてみたいと思います。

 

本の要約(16個の抜粋ポイント)

その1.男子の器の大きさは、母親が決める

生まれたての息子につきっきりの母親が、息子の脳の「座標軸」を決める。父が息子を大きくたくましく育てようと思ったら、息子を鍛えるよりまずは妻をおおらかにしてあげる必要がある。「息子の父親」である人の、第一使命は妻のケア。遠回りのようだが、これは唯一の近道である。

 

その2.男女の脳のスペックは同じ

男性にしかない器官とか、女性にしかない器官とかはなく、男女共に同じ脳を持って生まれてくる。しかし、脳は、どのような機能を搭載しているかより、「とっさにどの機能を選択するか」で性質が決まる。「とっさに使う神経信号モデル」の選択の違いが、脳の作り出す性差である。

 

その3.とっさに「遠く」を見る男性と、「近く」を見る女性

多くの男性は初期設定として「遠くの目標物に照準を合わせる」仕様に、多くの女性はとっさに「近くの愛しい者から意識をそらさない」仕様になっている。理由は明確。男性脳は狩り仕様に、女性脳は子育て仕様に初期設定されているのである。そのほうが、生存可能性が上がり、かつ、より多くの遺伝子を残せるからだ。どちらが上とか下とかはない。どちらも、人類に不可欠な機能である。

 

その4.男女の脳はカウンターバランスを取り合うペアである

家族に危険が迫ったら、片方は、遠くの危険物に瞬時に照準が合って対処でき、もう片方は、目の前の大切なものから一瞬たりとも意識をそらさないで守り抜く。「とっさ」が違うからこそ、素晴らしい。けれど、「とっさ」が違うので、イラっとしやすい。

 

その5.欠点を消したら長所は弱体化する

男たちは「遠くを見る」能力で、森を開拓し、闘って家族を守り、子孫を残してきた。しかし「近くが手薄」なので、家の中では、優秀な男性脳ほど、役立たずな感じが漂う。「こうしなさい」「早くしなさい」「どうしてできないの!」と、近くを注視して先へ先へ気が利く脳の使い方を強制すると、無邪気に「遠く」を見られなくなって、男性脳の長所である冒険心や開発力は弱体化してしまうのである。息子の脳に男性脳らしさを根づかせてやりたかったら、まずは息子の一生の「ぼんやり」や「ぱなし」を許さなければならない。しないのは、やる気がないのでも、思いやりがないからでも、人間性が低いのでもなく、できないからだと肝に銘じること。ついでに、夫のそれも許すと、家庭生活はかなり楽になる。

 

その6.男の子が車や電車を愛する理由

男性脳を持つ男の子たちは、空間認知能力を優先して使う。奥行き認知が得意で、距離感をつかんだり、ものの構造を見抜く力が驚くほど速く発達するのだ。狩りに必須の能力であり、理系力の源である。距離を測ったり、構造を確かめて遊ぶことができるので、男の子たちは車や電車が好きなのである。

 

その7.男の子を育てるときは部屋は多少散らかっている方がいい

車のような形や構造が目で見てわかるものが、やや離れたところにあると、男子はがぜん興奮する。そこまで這って行って、その存在を確かめる。そのことが、空間認知能力の高さを生み、好奇心を育む。母親が、3つ目のおもちゃを出すなら、1つしまおうね、なんて始末のいいことをしていると、男の子は大きな男に育たないかもしれない。「散らかし放題」が、男子の最高の英才教育である。

 

その8.基地、工房、聖地

男の子には、「ずっとキープする遊び空間」を与えてやりたい。何か月もかけて、ブロックや積み木を「作っては壊し」できる「工房」と呼んでもいい空間である。脳にとって重要なのは、「想像」と「実行」を交互に繰り返すこと。「保育園や学校に行っているときに、その空間を思い起こし、帰ったら、ああしてみようこうしてみようと妄想する」→「帰ったら、実際にやってみる」、この繰り返しが、脳に抜群の想像力を作り出す。「他人が触らない、ずっとキープできる場所」といった聖地があると男の子の空間認知能力はぐんとあがる。情緒も安定し、集中力もついてくる。聖地の確保は、はいはいし始めたころから。できれば1畳、無理ならたとえ半畳でも、きっと効果がある。

 

その9.男の子が不安がるのは、母親が動くから

男の子は母親を原点にして、そこからの距離を測りながら、世界を広げていく。原点がふらふらしたら、距離感が狂って、不安で動けなくなる。母親が動かないで、表情もゆったりと微笑んだまま変えないでいると、時間はかかるが子供は母親から離れてちゃんと走り回れるようになる。

 

その10.8歳は、小脳の発達臨界期

発達臨界期とは、「そこまでに機能がおおかた取り揃い、以後、新しい機能が増やしにくくなる」限界点のこと。小脳がぐんぐん発達する幼児期には、母語体験がおもいのほか大事だ。母親が隙あれば携帯端末に夢中な21世紀、心がけて対話をしないと母語体験は案外希薄になってしまう。外国語教育に目を血走らせる前に、情緒豊かな母語で、母と子がふんだんに対話をしなければいけない。

 

その11.遊びは幼児期最大の英才教育である

小脳発達の決め手の一つは、野山を走り回る、外遊び。都会の子なら、ジャングルジムや滑り台などの高低差のある空間の自由遊びでもいい。中でも、年齢の違う子同士の自由遊び(運動能力の違う身体を見て、触れること)は、特に小脳を刺激し、発達に誘う。

 

その12.「楽する子育て」には「ものがたり」のアシストが不可欠

ものがたりは、苦しまずに脳に忍耐力をもたらし、使命感を誘発する。冒険ファンタジーを何冊か読めば世間の厳しさがわかり、「使命」や「忍耐」の尊さを知ることができる。映画やドラマ、ゲームの中にも冒険ファンタジーは満載だが、「文字情報をイメージに変換する」読書は、脳のあらゆる場所を刺激して成長させる。

 

その13.8歳までは読み聞かせを

8歳の言語機能完成期を過ぎれば、文字を見ただけで発音体感に変換できるようになる。読み聞かせをしてもらわなくても、音読しなくても、文字情報から直接リアルを作り出す能力か完成するのである。逆に言えばそれまでは読書にリアルが足りないので、小学校低学年の授業で音読をさせるのは、脳科学上、大事なカリキュラムなのである。というわけで、自分で音読できるようになるまでは読み聞かせをしてあげることが大切になってくる。

 

その14.電子本の普及に頼らない

「うちの子、本、読まないんです」と訴えるおうちには、本がなく、親が子供の前で読書することもないケースが多い。音楽家の子が自然に楽器に出逢い、音楽を愛するように、本好きもまた「自然に本に触れる家」から始まる。子供を本好きにさせるためには本という実体が必要。紙の手触りも、幼い脳を刺激している。リアル本は決してなくしてはいけない。

 

その15.イヤイヤ期は、脳の「実験期」である

イヤイヤ期は、脳が、その本能であるインタラクティブ(相互作用)性に目覚めたということである。自分のしたことが、周りに何らかの影響を与える。経験を重ねて解析のシステムを脳に構築していくのである。ティッシュをボックスから延々と引き出す。障子を破る。拾った石を口に入れる。醤油皿に手を突っ込む。ダメと言われれば嬉々として繰り返し、「やりなさい」には「イヤ」と反抗する。幼児の脳の中は、実験を繰り返す物理学者となんら変わりない。二歳の実験期に沸き上がった好奇心と実験欲を、好意的にスルーすることが「やる気」育ての第一歩に繋がる。好奇心のままに行動してもいいんだよ、と、脳に刷り込みをしてあげよう。

 

その16.母になったら、ことばと表情は、感情のままに垂れ流してはいけない

「いってらっしゃい」と「おかえりなさい」の時だけは、安定した柔和な顔でいてあげてほしい。空間認知能力が高い男性脳は、「点」をつなげて「線」や「面」に変える癖がある。日に二回の「定番の優しい表情」さえあれば、途中がどうでも、「優しい母」だと思い込めるのである。私たちの脳の中には目の前の人の表情や所作を鏡のように移し取るミラーニューロン(鏡の脳細胞)という機能があり、特に赤ちゃんにはこの共鳴反応が顕著に表れる。母が人生を謳歌していれば、息子はそれなりに魅力的に育つ。

 

本の感想

脳科学と言っても全然堅苦しくなく、著者である黒川さん自身の子育て体験談を交えながらわかりやすく書かれていて、非常に興味深く面白い内容でした。

そして、読んだ後は息子のことが今まで以上に愛おしくなり、力いっぱいぎゅーっと抱きしめたくなる、そんな本でした。

男だから、女だから、という考え方は今の時代には少しそぐわないのかもしれませんが、男の子の思考回路の特性を理解した上で子育てをすると、子育てがより一層楽しくなりますね。

息子の長い人生にとって、母親との蜜月は振り返ればきっとほんの一瞬。この本を読んで、今の日常はいつまでも続くものではないと思い知らされたので、息子に寄り添ってあげられる時間を大切に、これからもたっぷりと愛情を注いであげようと思います。

特に小さな男の子がいるお母さんにオススメの本かなと思いました。


 


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