こんにちは。花子です。
今回はカンボジアに行った時に訪れたベンメリア遺跡についてまとめてみたいと思います。
ベンメリアはカンボジアにあるアンコール遺跡のひとつで、「天空の城ラピュタ」の世界観にも似ていると噂されています。
長い間密林の中に眠っていたのですが、崩壊した姿で発見されてから、今も発見された時の状態のまま残された巨大寺院の遺跡なのです。
Contents
チャーター車で出発
遺跡があるのはシェムリアップ郊外で、中心地から車で約1時間半。
ゲストハウスの掲示板で集まったメンバー9人で車を1台チャーターして行くことに。
早朝の出発だったので行きの車内ではみんなほとんど寝ていたのですが、朝日が昇り始めた時にドライバーさんが気を利かせて車を止めてくださいました。
ぞろぞろと車を降りてみんなでしばし朝日鑑賞。カンボジアで出会ったメンバーで日の出を迎える。感慨深い瞬間でした。
この瞬間を機にみんなとの距離が少し縮まり、後半は和気あいあいと賑やかなドライブに。
喋りながら車に乗っているとあっという間に目的地に着きました。
ベンメリア到着
参道を抜けさっそく現れたベンメリア遺跡の南門。入口から早くも崩壊しているのが分かります。
たくさんの瓦礫の中、このナーガだけは状態が良く残っていました。
門をくぐると、中も見事に崩壊しています。
ほとんどが瓦礫の山で、かろうじて残っている枠組みが廃墟感を漂わせています。
遺跡にはびこるたくさんの木々。
これらの木々がベンメリア遺跡を崩壊させたということです。
部分的に割と原型を留めている所もありました。
通常の遺跡と違い、第一回廊→第二回廊→第三回廊という順で回ることができないので、瓦礫の中に足場を見つけながらみんな思い思いに進んでいきます。
遺跡が広すぎてこの中でかくれんぼをしたら大変なことになりそうです。
遺跡という名のまるで巨大な迷路ですね。
こちらは第二回廊だったであろう場所。
窓が天井に近い場所にあってほとんど光が差し込まないので、会議用のスペースという説もあるようです。
アンコールワットと同じ独特な格子の連子窓。ガラスの代わりに蜘蛛の巣の幕が張られています。
安全に見て回れるように、遊歩道が設置されている部分もありました。
遊歩道でも十分探検家気分を味わえそうです。
レリーフが綺麗に残っているのを発見。
木漏れ日のさす遺跡。
こんなに崩壊しているのに、負のイメージどころか神秘的で温かみを感じるのは、この光と緑のコントラストからかもしれませんね。
遺跡周辺では子供たちがたくさん遊んでいました。迷路みたいな遺跡は、子供にとって絶好の遊び場でしょうね。
ポテンシャルがすごいベンメリア
実は全貌が明らかになればアンコールワットを凌ぐほどの規模ではないかと言われているベンメリア。
修復していないからこそロマンがあっていいのかなという気もしますが、いつか修復された本来の遺跡の姿もみてみたいものです。